ゼリーダイエットの効果は？やり方は置き換えるだけ？痩せた人の口コミも紹介！

ダイエット中は甘いデザートを避けるのが基本ですが、我慢し過ぎるとストレスがたまります。そこで注目を集めているのが、甘いゼリーを食べながらダイエットするゼリーダイエットです。ここでは、ゼリーダイエットとは何かについて説明します。

ゼリーダイエットは市販品を活用できるダイエット方法ですが、甘さを感じる商品が多いので効果を疑問視する人もいそうです。ここでは、ゼリーが持つダイエット効果並びに効能について詳述します。

ゼリーには便秘を解消する効果があり、中でも寒天が含まれている商品を選ぶと、豊富な食物繊維が摂取できます。さらに寒天ゼリーを食べる時に水分を意識して摂ると、寒天に含まれる水溶性食物繊維が腸の中でふくらみ、腸の蠕動運動を促されて便秘を解消することにつながるのです。

便秘は代謝を下げて太る原因になるので、ゼリーを食べて便秘を解消することが痩せやすい体質づくりに役立ちます。（※2）

※含有量は日本食品標準成分表を参照しています（※1）
※1日の摂取量は成人男性の目安です

上記は、オレンジジュースと砂糖、角寒天で作られたゼリーのカロリーと糖質の量を表しており、4gの食物繊維が含まれています。上記からも分かる通り、ゼリーは100g食べても50kcal程度とお菓子の中では比較的低カロリーな部類に当たるため、ストレスを溜めずにカロリーオフできます。

またゼリーの種類によってはさらにカロリーが低くなるため、工夫次第でより効率的にカロリーオフできるでしょう。

寒天に含まれる食物繊維には、糖質の吸収を抑制する働きもあります。また、寒天を使っていないゼリーであっても、ゲル状なので糖質が吸収されにくい特徴を持つのが特徴です。こういった効果により、血糖値の急上昇が緩やかとなります。

食後に血糖値が急上昇すると、それを下げるためにインスリンが大量に分泌されますが、インスリンには糖質を取り込んで脂肪に変える働きもあるため太りやすくなります。ゼリーダイエットは、このような血糖値の急上昇による肥満を回避できるのも大きなメリットです。（※3）

ゼリーの原料であるゼラチンには、肌にハリと潤いを与えるコラーゲンが豊富に含まれているため、美肌効果も期待できます。また、コラーゲンはタンパク質の一種であるため摂取することで筋肉の維持や増量にも役立ち、基礎代謝の向上によって痩せやすくなるのもメリットです。（※4）

ゼリーはダイエットや美肌に効果があると分かりましたが、痩せるためには食べる量にも配慮が必要です。ここでは、ゼリーダイエットの正しいやり方について、1日何個まで食べられるのかを含めて紹介します。

ゼリーダイエットの進め方は、夕食をゼリーだけに置き換えて、食べる時に2～3杯の水を飲むだけとシンプルです。夕食をゼリーに置き換えるのは、夜は消費カロリーが少なくなり、食べたものが脂肪になって太るリスクが高いため、なるべく夜にカロリー摂取を控えるべきという考えが理由となっています。（※5）

ゼリーダイエットは夜の摂取カロリーを抑えることで、消費カロリーが摂取カロリーを上回るため痩せやすくなります。

なお、ゼリーを食べる量については個数より摂取カロリーを重視しましょう。1食で100kcal以下であれば、2個食べても3個食べても問題ありません。また、ゼリーだけでは我慢ができない場合は、豆腐や野菜、海藻類といったカロリーが低い食材を一緒に食べる方法もあります。

ゼリーダイエットをする際には、寒天ゼリーを選ぶのがおすすめです。寒天ゼリーは噛み応えがあるため何度も咀嚼することで満腹中枢が刺激され、合間に2～3杯の水と交互に口にすることで、胃の中で水溶性食物繊維が膨らんで満足しやすくなります。（※6）

寒天ゼリーにも様々な味があるので、日によって変えると続けやすいといわれています。手作りの寒天ゼリーであれば、甘いものだけでなく塩気のあるゼリーを作ることもできるので、バリエーションを持たせると良いでしょう。

（＊こんにゃくゼリーを使ったダイエット方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

※ゼリーダイエットはあくまで、ゼリーを活用して痩せやすくするダイエット方法であり、ゼリーダイエットだけをすれば痩せるわけではありません。規則正しい食生活や運動習慣とともに行うようにしましょう。（※7）

ゼリーダイエットは甘いものを食べられるメリットはありますが、どの程度で痩せる効果が得られるのか気になることでしょう、ここでは、口コミ調査に基づいて、ゼリーダイエットで効果が得られるのか否かを検証します。

ゼリーダイエットを正しい方法で行うと、1週間程度で効果を実感できるようです。しかし、果物が含まれているゼリーは果糖が多いため、置き換えても効果が出にくいとの声もあります。食べるゼリーを厳選することが、痩せる効果を出すポイントといえるでしょう。

ゼリーダイエットを実践した人の中には、ダイエット効果を感じない人がいるのも事実です。これは糖分の多いゼリーを選んでいたり、同時に水分を摂取しないことで効果を引き出せていないなど、様々な要因が考えられます。

ゼリーダイエットは簡単に始められますが、健康的に痩せるためには守るべきルールがいくつかあります。ルールを守らないことで、健康を害するリスクがあるのも事実です。ここでは、ゼリーダイエットを行う際の注意点を説明します。

特に寒天ゼリーを食べてダイエットをする際にはしっかり水分を摂らないと、脱水症状になる可能性が高いです。それは、寒天には水分を吸収する特性があることと関係しています。寒天が胃の水分を吸収することで水分不足を引き起こし、頭痛や便秘が起こることがあります。

そのため、ゼリーダイエットを行う時には、1日に1.5～2リットルの水分を摂ることを徹底しましょう。また寒天ゼリーによって食物繊維を摂取しすぎると、糖質やビタミン、ミネラルなどの栄養成分の吸収を阻害するリスクもあることにも注意が必要です。

カロリーゼロを標榜するゼリーには、基本的に人工甘味料が多く含まれています。人工甘味料の使用によってカロリーは抑制できますが、近年の研究では人工甘味料への依存性が危険視されている他、糖尿病の原因になるとの指摘もあるので注意が必要です。

さらに人工甘味料を摂取することで逆に太りやすくなるとも言われているので、人工甘味料の摂り過ぎは避けるようにしましょう。

ゼリーダイエットは、夜の摂取カロリーを減らすことで効果が出るダイエット法ですが、その分朝食と昼食で栄養をしっかりとることが大切です。ダイエット中は食事制限によって栄養バランスが偏りがちになりますが、栄養バランスの偏りは痩せにくい体質につながる場合があります。

朝食・昼食で炭水化物やタンパク質、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく摂取することで、よりゼリーダイエットの効果が出やすくなるでしょう。（※8）

ゼリーダイエットは市販のゼリーを利用しても実践できますが、確実にカロリーオフしたいなら、好みの味のダイエット向きゼリーを作るのがおすすめです。ここでは、ゼリーダイエット向きのメニューと作り方を3つ紹介します。

コーヒーゼリーにオオバコを加えることで、食物繊維の含有量が増えるため、よりダイエットに効果的です。このレシピでは甘味料を加えていますが、量を減らすとよりカロリーオフとなります。

こちらは砂糖の代わりにはちみつを使用した、甘酸っぱさが美味しいゼリーのレシピです。好みでレモンの輪切りやミントを浮かべて仕上げるのもおすすめです。

種なしのブドウを皮をむかずにアロエジュースに入れて作る、低カロリーのゼリーです。ゼラチンを加えることでコラーゲンも豊富になるので、ダイエットだけでなく美容にもよさそうです。

今回は、ゼリーダイエットの効果効能や、やり方のポイントなどを痩せた口コミとともに紹介しました。ゼリーダイエットは誰でも簡単に始められて続けやすいので、痩せたい方はぜひ一度試してみてください。