洋梨のカロリーや栄養価・効能は?ダイエット効果あり?レシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】洋梨(ラフランス)のカロリー・糖質や栄養価を知っていますか?ダイエット向きなのでしょうか?今回は、洋梨のカロリー・糖質を<一個・缶詰>の種類別や<なし・りんご・キウイ>など他の果物と比較しつつ紹介します。栄養素の効果・効能や人気レシピも紹介するので、参考にしてくださいね。
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洋梨(ラ・フランス)のカロリー・糖質は高い?太る?
ラ・フランスは洋梨の代名詞になっていますが、洋梨にはとても多くの品種があり、ラ・フランスも洋梨の一種です。洋梨は収穫してからも追熟が進んで甘みが増し、カロリーや糖質は若干変化をしていきますが、洋梨のカロリーや糖質は高いのでしょうか?
洋梨(一個/缶詰)のカロリー・糖質
カロリー | 糖質 | 1日のカロリー摂取量に占める割合 | |
洋梨(一個) | 138kcal | 31.9g | 0.06 |
洋梨(缶詰) | 102kcal | 23.6g | 0.05 |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています
※1日の摂取量は成人男性の目安です
生の洋梨1個と缶詰の洋梨1個を比較すると、缶詰の方がカロリーが低めです。ただし、この缶詰のカロリーや糖質には汁の分は含まれておらず、果実の部分のみの数字となるので汁を摂取した場合は異なる数字になってしまいます。ダイエットを意識してカロリーや糖質を抑えたい場合には、汁を使わなければ缶詰めの方がおすすめと言えるでしょう。(※1、2)
洋梨のカロリー・糖質を「なし」など他の果物と比較
100gあたり | カロリー | 糖質 |
洋梨 | 54kcal | 12.5g |
なし(和梨) | 43kcal | 10.4g |
りんご | 61kcal | 14.3g |
キウイ | 53kcal | 11g |
みかん | 45kcal | 11.2g |
上記は洋梨となし(和梨)や他の果物のカロリーや糖質の含有量を比較した表です。洋梨と和梨を比較すると、カロリーも糖質も洋梨の方が高いことが解ります。他の種類の果物と比較してみると大きな差はありませんが、りんごはカロリー・糖質ともに高くなっているので、カロリーを気にするのであれば洋梨をりんごの代わりに食べても良いでしょう。
洋梨の栄養素や効能は?ダイエット効果あり?
洋梨にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。ダイエット効果はあるのかも含めて、どのような効果や効能があるのかを紹介します。
①ビタミンC/ビタミンB群
洋梨に含まれるビタミンCにはメラニン⾊素の⽣成を抑える効能があり、シミを予防し美肌効果が期待できます。ほかにもビタミンCには抗酸化作用があるほか免疫力を高める効能もあり、細菌やウイルスが体内に侵⼊しにくくなるので風邪の予防などに効果的です。
ビタミンB群は生きるためのエネルギーをつくるのに欠かせない栄養素で、代謝ビタミンといわれています。皮膚や粘膜の成長促進・脳や神経の働きを正常に保つ・造血作用を助ける・糖質や脂質をエネルギーに変えるなど多岐に渡り役割を果たしている栄養素です。
特に洋梨の皮には果肉以上に栄養が凝縮されていてるので、健康のためには皮も一緒に食べて洋梨の栄養を無駄にしないようにしましょう。(※3)
竹内寿美恵
管理栄養士
洋梨の皮にはカリウム・アスパラギン酸・ポリフェノールなども豊富に含まれているので、スムージーなどにして食べると皮を気にすることなく食べることができます。
②葉酸
妊娠中には葉酸が重要と言われていますが、これは葉酸が細胞の分裂や成熟に大きく関わるので、特に胎児にとって重要であることが理由です。洋梨には葉酸が豊富に含まれているので、妊娠中のデザートや間食ににおすすめです。
また、葉酸はビタミンB12とともに造血のビタミンといわれていて、赤血球の生成に深く関係があります。ほか、DNAやRNAなどの核酸やタンパク質の合成を促進し、細胞の生成や再生を助けるので成長期などの体の発育にとても重要です。(※4、5)
竹内寿美恵
管理栄養士
葉酸は食物の中でも取りにくい栄養素なので果物でしっかり補うことができるのはとても嬉しいですね。妊活中の女性にも葉酸は大切な成分なので積極的に取り入れましょう。
③パントテン酸
洋梨に含まれるパントテン酸には、糖質・脂質・タンパク質の代謝やエネルギー産生に必要な酵素を補助する役割があります。ほかにも善玉コレステロールを増やす効能を持つほか、ホルモンや免疫抗体などの合成にも関係し、皮膚や粘膜の健康維持を助けてくれる栄養素です。(※6)