玄米にはデメリット・問題点がある?発芽玄米にすると無毒化できる?
玄米にあるデメリットを知っていますか?今回は、玄米にある<残留農薬・フィチン酸>などのデメリット・問題点に加えて、玄米を発芽玄米にすることで無毒化できるのかなども紹介します。発芽玄米を食べることで得られるメリットも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
玄米にはアブシシン酸やフィチン酸による危険がある事がわかりましたが、これらを解決する方法はあるのでしょうか。ここでは、玄米を無毒化する方法を紹介します。
玄米を水に浸けて発芽玄米にすると無毒化できる
玄米を炊く前に、半日以上水に浸しておくとアブシジン酸の含有量を大幅に減らす事ができるそうです。玄米を1晩から2晩ほど水に浸すと、0.5ミリほどの芽が出た状態になり、これを発芽玄米と呼びます。フィチン酸は、この方法で発芽玄米にする事でミネラル成分と結合しにくくなるという報告があります。
発芽する事で玄米の中にあった酵素が活性化され、栄養価も高くなるのもメリットです。
発芽玄米にはメリットがたくさんある?
玄米を水に浸す事で玄米を無毒化する事がわかりましたが、発芽玄米を食べるメリットはあるのでしょうか。ここでは、発芽玄米のメリットを紹介します。
①ダイエット効果
玄米は低GI値食品と呼ばれ、食後の血糖値がゆるやかに上がる為、体内のインスリンが分泌しすぎる事がありません。インスリンは過剰分泌されると脂肪を蓄積する働きがあるので、食事の際には血糖値が急激に上がらない低GI値の玄米を食べる事でダイエット効果が期待できます。
さらに、玄米は食物繊維が豊富な為食べる際によく噛む事が大事になります。よく噛む事で満腹中枢が刺激され、いつもよりも少ない量の食事で満足する事も、玄米にダイエット効果があると言われている所以です。
②アンチエイジング
発芽玄米を食べると、アンチエイジングにも期待が出来ます。これは、発芽玄米に含まれるビタミン群が体内でコラーゲンの生成を促進し、美肌効果や髪を太く艶やかにする働きがある為です。
また、ストレスに打ち勝つとされる、γアミノ酪酸・GABAの成分が玄米の状態よりも3倍多くなります。ストレスは体内で活性酸素を作り、老化現象を進行させます。発芽玄米を食べてストレスを軽減し、体の内側も外側も若々しく保ちましょう。
③美味しくなる
玄米は発芽させる事で酵素が活性化するので、含まれているタンパク質が分解されてアミノ酸になる為、旨味成分が増します。酵素が活性化することで栄養価が高くなるだけでなく、舌で感じる甘みや旨味も増すことから、通常の玄米に比べて美味しくなるのがメリットです。
玄米の食べ方に注意しよう
玄米に含れる成分にはデメリットがある事がわかりました。しかし、食べ方を工夫すれば健康的に美味しく食べられるようです。玄米を食べる際は、ぜひ参考にしてみてください。