明日葉(あしたば)の効能や栄養価は?効果的な食べ方や副作用の注意点も解説!
明日葉に含まれる栄養素を知っていますか?明日葉は青汁の材料としても有名な葉物野菜です。今回は、明日葉の栄養素・効能に加え、栄養成分を効率的に摂れる食べ方も紹介します。副作用の懸念点や、レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
明日葉はどんな食材?

明日葉は栽培地域が限定的なので、目にしたことがない人も多い野菜の一つです。しかし様々な健康効果を持つことから、青汁の材料として使われていることは多いです。ここでは、明日葉はどんな食材なのかについて説明します。
明日葉の旬や選び方
新鮮な明日葉の特徴として、以下のものがあげられます。
・鮮やかな緑色である
・緑の色が濃い
・切り口が新しく変色していない
・茎がしなやかである
明日葉は房総半島や三浦半島、伊豆諸島、紀伊半島など太平洋沿岸にある温かい地域で栽培されています。2~5月に流通しますが旬は3~5月となっており、生鮮品として流通する量は限られているようです。
明日葉は強い日に当たりすぎると茎が硬くなる特徴を持つため、直射日光があたらない果樹園や林の中でも通気性がよい場所で栽培されています。
明日葉の名前の由来
明日葉の名前は成長力が強いことにその由来があり、今日葉を摘んでしまっても明日には新たな葉が出るとも言われることからその名がつけられたようです。実際そこまで早く芽が出ることはないものの、1週間前後で新芽が出る植物です。
明日葉の栄養素と効果・効能

カロリー | 33kcal |
---|---|
タンパク質 | 3g |
糖質 | 1g |
食物繊維 | 6g |
脂質 | 0g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
※1日の摂取量は成人男性の目安です
上記は、生の明日葉の可食部100gあたりに含まれる栄養成分量です。カロリーも糖質も低く、食物繊維が多いことが見て取れます。ここからは、明日葉に含まれる栄養成分について紹介します。
①カルコン
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
- | 1500mg | - |
明日葉の主成分はカルコンと呼ばれるポリフェノールで、アンチエイジングやむくみとセルライトの解消に効果があるとされています。さらにカルコンは動脈硬化や糖尿病、高血圧症などの生活習慣病の予防の他、アレルギーの抑制にも効果があるようです。
②β-カロテン
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
5300μg | 4000μg | 133% |
β-カロテンは体内でビタミンAに変換される栄養成分で、強い抗酸化作用を持つカロテノイドの一種です。免疫力の向上やがん採用の抑制などの効果で知られている他、知力向上や風邪と乾燥肌の予防などの効能も期待できます。(※2)
③食物繊維
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
6g | 21g | 29% |
明日葉にはレタスの6倍もの食物繊維が含まれており、腸内環境を整える働きを担います。食物繊維の含有量が多いことで便秘の解消と肥満の予防、コレステロール値の上昇を抑制する効果があります。(※3)