明日葉(あしたば)の効能や栄養価は?効果的な食べ方や副作用の注意点も解説!
【管理栄養士監修】明日葉に含まれる栄養素を知っていますか?明日葉は青汁の材料としても有名な葉物野菜です。今回は、明日葉の栄養素・効能に加え、栄養成分を効率的に摂れる食べ方も紹介します。副作用の懸念点や、レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
明日葉にはレタスの6倍もの食物繊維が含まれており、腸内環境を整える働きを担います。食物繊維の含有量が多いことで便秘の解消と肥満の予防、コレステロール値の上昇を抑制する効果があります。(※3)
④クマリン
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
- | 6mg | - |
クマリンもポリフェノールの一種で明日葉の香り成分でもあるのですが、含有量は不明です。クマリンには抗菌作用や抗酸化作用があることがわかっており、血流の促進やアルツハイマー病の予防に効果があるとされています。
⑤ビタミンK
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
500μg | 150μg | 333% |
明日葉には豊富なビタミンKが含まれており、30g食べれば1日の摂取量の目安をクリアできます。ビタミンKは過剰摂取しても健康被害はないので、積極的に食べましょう。ビタミンKは止血作用がある他、骨の健康を維持する効能もあわせ持ちます。(※4)
明日葉の栄養成分を効率よく摂れる食べ方は?
明日葉は苦味があるのでクセを感じる人もいますが、カルコンなど他の食材では見かけない栄養成分が含まれているので、効率よく吸収できる食べ方をすることをおすすめします。ここでは、明日葉の栄養成分を効率よく摂れる食べ方を2つ紹介します。
①油で調理して食べる
明日葉には脂溶性ビタミンであるβ-カロテンやビタミンKが含まれているので、油で調理して食べるのがおすすめです。油で調理することで苦味が軽減されるメリットもあり、炒め物や天ぷらにすると食べやすくなります。
②汁物で食べる
明日葉には水溶性のビタミンであるB1やB2、ビタミンCも含まれているので、味噌汁や鍋、麺類のつゆなど汁物に入れてスープごと飲み干すと、溶けだした栄養成分をしっかり摂取できます。明日葉と同じく少し癖がある春菊と同じ感覚で汁物に入れると、苦味がアクセントになりそうです。
明日葉を食べる際の注意点は?副作用がある?
明日葉は栄養成分が豊富な野菜ですが、食べ過ぎると体調を崩す原因になることもわかっています。ここでは、明日葉を食べる際の注意点と、考えられる副作用について説明します。
明日葉を長期的に食べ過ぎると肝機能が弱る可能性がある
肝臓に負担をかけるという理由で、明日葉を含め食べてはいけない食品はありません。肝臓に蓄えられる糖質や脂質、肝臓で分解されるアルコールなど、肝臓に負担がかかる成分を長期的に過剰摂取すると肝機能も弱る可能性があります。特定の食べ物だけを食べ続けるといった偏った食事に気を付けましょう。