蒸留酒とは?醸造酒と違いは?種類の一覧や飲んでも太らない秘密を解説!
蒸留酒はどんなお酒か知っていますか?醸造酒と違いあるのでしょうか?今回は、〈ワイン・ウイスキー〉など、蒸留酒の種類一覧や飲み方のおすすめを紹介します。蒸留酒が太らないと言われるのは本当かも紹介するので参考にしてみてくださいね。
・【お酒、飲酒は20 歳を過ぎてから】
・【未成年者の飲酒は法律で禁じられています】
目次
蒸留酒とは?どんなお酒?
世界にはさまざまなお酒がありますが、その中で蒸留酒とはどのようなお酒なのでしょうか。蒸留酒という名称を耳にしたことがあっても、詳細を知っている人はあまりいないかもしれません。まずは蒸留酒の作り方や、醸造酒・混合酒との違いについて解説します。
蒸留酒はお酒の3つの作り方のうちの1つ
蒸留酒はお酒の3つの作り方のうちの1つである、醸造酒を蒸留させる作り方で作られます。醸造酒は、専用の蒸留器で加熱すると、沸点の低いエタノールが水よりも先に気化します。この気化した蒸気を集めて冷却し液体に戻したものが、エタノールが濃縮されたアルコール度数の高い「蒸留酒」です。
蒸留酒は、蒸留直後は香りが強すぎて飲用できないことが多いので、一定期間貯蔵して熟成させるのが一般的です。木製の樽を使用して熟成することでお酒に木の香りや色が移りさらに美味しくなるものもあります。
蒸留酒と醸造酒の違い
醸造酒は、ぶどうなどの果実や穀物をそのまま使用するか、または糖化させたあとに酵母菌の働きによってアルコール発酵させたお酒のことです。蒸留酒と醸造酒の違いはアルコール度数で、前述の通り蒸留酒は蒸留することによって最大96度まで高くなりますが、醸造酒は5~15度程度までとなります。
醸造酒の代表的なものは大麦が原料のビール、果物が原料のワイン、米が原料の日本酒やマッコリ、もち米が原料の紹興酒などです。醸造酒の中でも糖化させたものは糖分が多くなるため甘みが強いですが、蒸留することでアルコール成分だけを取り出した蒸留酒は糖分を含まず甘みがありません。
蒸留酒と混成酒の違い
混成酒は再製酒とも呼ばれ、蒸留酒や醸造酒に香料や果実、ハーブや薬草、甘味料を添加して作ったお酒のことです。代表的なものとして梅酒・リキュール・ベルモット・シェリー酒・薬酒・みりんなどが挙げられます。混成酒のアルコール度数は一般的に梅酒は8~20度、リキュールは15度~55度、みりんは12~15度です。
蒸留酒の種類の一覧
世界各地に、地域に応じたさまざまな種類が存在する蒸留酒ですが、具体的にはどのような種類の蒸留酒があるのでしょうか。次は蒸留酒の種類について紹介します。
①ウイスキー
ウイスキーの定義は原料・製法・熟成期間などさまざま各国で定められています。ウイスキーの一般的な定義は「穀類が原料で、糖化と発酵の後に幾度か蒸溜を行い、樽の中で貯蔵熟成させてできるお酒」です。ウイスキーに使われる穀物は、大麦麦芽(モルト)・大麦や小麦・ライ麦・トウモロコシで、産地によっても製造方法が異なります。
(*ウイスキーの原料や製造方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②ブランデー
ウイスキーが穀物を原料にしているのに対し、ブランデーはもともとワインを蒸留したものをブランデーと呼んでいました。現在では果実を原料にしているものをブランデーと呼び、ワイン原料のブドウ以外にも、リンゴ・洋ナシ・杏・プラム・チェリー・すもも・フランボワーズなどのベリー系などさまざまな果実で造られることも多いお酒です。
ブランデーはそのまま飲む以外にも洋菓子の香りづけや、肉のフランベに使うなど用途が広いのが特徴です。