カシューナッツの栄養素と効能は?美容・健康に効果あり?効率的な食べ方も紹介!
【管理栄養士監修】カシューナッツに含まれる栄養素を知っていますか?今回は、カシューナッツの栄養素や効果・効能に加え、栄養成分を効率的に摂れる食べ方を紹介します。カロリー・糖質などもナッツ類と比較しながら紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
カシューナッツはどんな食材?
近年では、カシューナッツやピスタチオなど、ナッツ類が手軽に手に入ります。今回は、ナッツ類の代表的存在であるカシューナッツに注目します。そもそもカシューナッツとはどんな食材なのでしょうか。
カシューナッツのカロリー・糖質【ナッツ類で比較】
100gあたりのカシューナッツのカロリー・糖質を、同じナッツ類であるアーモンド・ピスタチオ・ピーナッツと比較しました。
カロリー | 糖質量 | |
カシューナッツ | 576kcal | 20g |
アーモンド | 587kcal | 10.8g |
ピスタチオ | 615kcal | 12g |
ピーナッツ | 560kcal | 12.4g |
ナッツ類は全体的にカロリーが高く、カシューナッツも他のナッツと同じ様に高いカロリーとなっています。また、糖質量はナッツによって差があり、カシューナッツの糖質量はアーモンドと比較すると倍近い量となっている様です。
カシューナッツの栄養素と効果・効能【ナッツ類と比較】
カロリー | 576kcal |
---|---|
水分 | 3.2g |
タンパク質 | 19.8g |
糖質 | 20g |
食物繊維 | 6.7g |
脂質 | 47.6g |
上記は、カシューナッツ100gあたりのカロリー・糖質量等を記載したものです。続いて、カシューナッツにはどういう栄養素が含まれているか詳しく見ていきましょう。
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
①オレイン酸
種類 | 含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 |
カシューナッツ | 47.6g | - | - |
アーモンド | 34g | - | - |
ピスタチオ | 0g | - | - |
ピスタチオ | 0g | - | - |
オレイン酸は、主にオリーブオイルに含まれる脂質成分です。油は酸化しやすいというデメリットがありますし、酸化した油は体に悪いですが、オレイン酸は酸化しづらい特徴があります。このことから、オレイン酸は美容業界でも注目されている様です。また、人間の身体の中でも生成される成分なので人間にとって自然で、美容にも効果的な成分です。
また、オレイン酸は善玉コレステロールを残し、悪玉コレステロールのみ減少させるという効能があります。これには糖尿病や高血圧、動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果があります。
②タンパク質
種類 | 含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 |
カシューナッツ | 19.8g | 60g | 33% |
アーモンド | 21.3g | 60g | 35.5% |
ピスタチオ | 17.4g | 60g | 29% |
ピーナッツ | 25g | 60g | 42% |
タンパク質は人間にとって重要な栄養素です。また、体を調節するために必要なホルモンを構成するためにも重要な栄養素です。タンパク質が不足すると、筋力が低下したり、免疫力がさがり風邪をひきやすくなります。
タンパク質は一日に約60g摂取すると良いです。カシューナッツ100gには約20gのタンパク質が含まれていますが、これは鶏もも肉200g弱相当です。肉だけでなく、カシューナッツなども一緒に摂取することが、より効果的にタンパク質を摂取する方法です。(※2)
③パントテン酸
種類 | 含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 |
カシューナッツ | 1.32mg | 5mg | 26% |
アーモンド | 0.5mg | 5mg | 10% |
ピスタチオ | 1.06mg | 5mg | 21% |
ピーナッツ | 2.2mg | 5mg | 44% |
パントテン酸はビタミンの一種で、脂質代謝や糖代謝など、体内の代謝に関して大きな役割を果たします。パントテン酸が不足すると、成長停止や副腎障害、食欲不振や便秘などの症状が起こります。
パントテンという名前は、「いろいろな物に含まれている」という言葉に由来しており、その名の通り様々な食材に含まれている成分です。カシューナッツにも100gあたり1.32㎎含まれていて、これはマッシュルーム同量に含まれるパントテン酸と同等です。(※3)