さくらんぼの栄養素と効能は?皮に成分が豊富?食べ過ぎの注意点や摂取量の目安も紹介!
【管理栄養士監修】さくらんぼは甘酸っぱい味と可愛い見た目で人気ですが、どの様な栄養が含まれているのでしょうか?今回は、さくらんぼに含まれる栄養成分・効能に加え、栄養素を逃さない食べ方を紹介します。食べ過ぎの注意点やレシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
0.2g | 150g | 0% |
ブドウ糖は筋肉運動や脳の働きに必要な栄養素で、不足すると血糖値が下がり、体に疲れを感じたり、集中力が無くなったりしてしまいます。特に脳は、ブドウ糖を唯一のエネルギー源としているため、仕事や勉強で疲れた時には是非とも摂取したい栄養素です。(※2)
②鉄分|貧血予防
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
0.3g | 7g | 4% |
鉄分は、赤血球をつくるヘモグロビンの成分となります。そのため鉄分が不足すると、鉄欠乏性貧血を引き起こしてしまいます。また、鉄不足は貧血だけでなく、だるさや疲れ、倦怠感も引き起こします。鉄分は普段から意識して摂取するようにしましょう。(※3)
渡辺愛理
管理栄養士
鉄分は、血液を作る大事な材料となるため、妊娠中の方、妊活中の方、冷え性の方は、積極的に取りたいものです。
③ポリフェノール|抗酸化作用
ポリフェノールには、活性酸素を消去してくれる働きがあります。活性酸素は、体の細胞を錆びつかせて老化を促進したり、ガンや動脈硬化の一因になったりするもので、運動やストレス、紫外線や排気ガスなどによって発生します。ポリフェノールには強力な抗酸化作用があると言われているため、美容と健康のためにも積極的にとっていきたい栄養素だと言えます。
④葉酸|細胞・DNAの形成補助
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
38μg | 240μg | 16% |
葉酸はビタミンB群の一種で、赤血球の生成を助ける働きをしています。また、細胞の分裂や成熟にも重要な働きをするので、胎児にとっても大切な栄養素です。そのため、妊娠をしている方はそうでない方よりも多く葉酸を摂取する必要があります。厚生労働省は、妊娠している方は葉酸を1日あたり480㎍摂取することを推奨しています。(※4)
さくらんぼの栄養成分を逃さない食べ方は?
つづいて、さくらんぼの栄養成分を逃さず、しっかり効能・効果を得られる食べ方について見ていきましょう。
皮ごと食べる
さくらんぼを食べるときは、皮ごと食べることがおすすめです。さくらんぼの栄養成分は皮の近くにたくさんあるからです。さくらんぼの皮には農薬が皮に残っていることがあるので、食べる前には水洗いをしてください。なお、離乳食を食べている子供にとってさくらんぼの皮は硬くて消化しにくいので、皮は剥いてあげましょう。
さくらんぼの食べ方は?
さくらんぼを食べる上で、注意しなくてはならないことはあるのでしょうか。それについて確認していきます。