人工甘味料アセスルファムk(カリウム)とは?危険性や使用基準について解説!
【管理栄養士監修】アセスルファムk(カリウム)という人工甘味料を知っていますか?今回は、アセスルファムkのカロリーや血糖値への影響のほか、国が定める使用基準や実際に使われている商品なども紹介します。アセスルファムkに副作用・害はないか危険性についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
食品添加物であるアセスルファムkを摂取することで、人体への危険はないのでしょうか。ここでは、アセスルファムkの危険性や、過剰摂取することで危惧される副作用などの害について解説します。
アセスルファムkによる発がん性はないとされている
JECFAによる毒性試験や各種の動物実験の結果、通常の使用基準を守ればアセスルファムkによる発がん性などの危険は認められないとされています。しかし、生成段階で発がん性物質である塩化エチレンが溶媒として使用されることがあり、危険な塩化エチレンが不純物として混入していないとは言い切れないのが現状です。
アセスルファムkは新しい食品添加物であり、長期間による摂取の研究結果はありません。また、独特の苦味を軽減させるために、合成甘味料のアステルパームやスクラロースと併用してまろやかな甘味を作り出しています。これらの甘味料を併用した場合の研究結果も今のところなく、人体への影響は今後の研究に注目する必要があります。(※3)
妊婦・授乳中はアセスルファムkの使用は控えた方が良い
アセスルファムkとスクラロースを混合した液体を、妊娠・授乳中のマウスに与える実験からは、アセスルファムkが胎盤と母乳を通して胎児や幼児に移動することがわかっています。ただし、動物実験ではアセスルファムkが母体を通じて胎児に移行したとしても胎児に異常が生じる危険性はなく、安全であると報告されました。
しかし、最近の研究では人工甘味料が人の体内に存在する微生物を変化させ、喘息や肥満、セリアック病などのアレルギーのリスクを増加させる危険性があるとの結果も出ています。安全が認められているとはいえ、人工甘味料による胎児や幼児への影響は未知数です。妊婦や授乳中の方は、安全を考慮してアセスルファムkの使用は控えた方が良いでしょう。
アセスルファムkを摂取し過ぎると副作用が現れることがある
アセスルファムkを摂取し過ぎると以下のような副作用が現れることがあります。
・血糖値の乱高下
・味覚障害
・肥満
・下痢
・頭痛の誘発
・体の臓器への負担
・うつ症状
・糖尿病
体内で吸収されることがないアセスルファムkを体は異物と認識し、体内に留まっている期間に肝臓などの臓器に負担をかける可能性が報告されています。特に急性症状として、下痢や頭痛があげられるほか、人工甘味料の甘さがドーパミンなどの神経伝達物質や神経の快楽中枢に影響して依存症を招く危険性もあるようです。
また、アセスルファムkがカロリーゼロであることに安心感を覚えてしまうことで、他の食品を食べ過ぎて肥満につながる危険性も懸念されています。さらに甘さがあるにもかかわらず血糖値が上がらないことで脳が誤作動を起こし、上がらないはずの血糖値を上げてしまう現象も報告されているので糖尿病の方などは注意が必要です。
ほかにも腸内細菌を毒性化させるとする研究結果もあり、その危険性は未知数です。
アセスルファムkの1日の摂取量の目安
アセスルファムkは、厚生労働省により一日摂取許容量(ADI)が定められています。1日の摂取量は日本人の体重1kgあたり15mg、体重50kgの方なら0.75gが目安量です。これは、一般的なシュガースティックの1/4本ほどの重さです。
アセスルファムkの一日あたりの摂取量の目安は実は意外と少なく、カロリーオフの表記がある1.5リットルのペットボトル1本で1日の摂取量分が含まれている場合があります。さまざまな商品に含まれていることを考えると、1日の許容量を簡単に超えてしまうので、注意して摂取するように意識しましょう。
(*人口甘味料の危険性について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
アセスルファムkを用いる際は正しく
アセスルファムkは甘味が強く加工しやすいため、さまざまな食品や飲料に幅広く使用されている食品添加物です。カロリーがゼロで血糖値の上昇を防いでくれるため、ダイエットや生活習慣病予防に役立ちますが、健康を害する未知の危険もはらんでいることに注意が必要です。正しい知識を持ち、許容量を守るなどして上手に活用しましょう。