レモンの栄養素と効能は?皮ごとが効果的?食べ過ぎに注意すべき理由も紹介!
【管理栄養士監修】レモンに含まれる栄養素を知っていますか?レモンと言えば、ビタミンCというイメージが強いですが今回は、レモンの栄養成分・効能に加え、栄養素を逃さない調理法・食べ方を紹介します。食べ過ぎの注意点も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
いくら身体に良い成分がたっぷりでも、食べ過ぎては良くないですね。レモンを食べるときの注意点はあるのでしょうか。
レモンを食べ過ぎない
レモンは酸味が強いので、そのままでたくさん食べる人はいないと思いますが、はちみつレモンやジャムになっている場合は、要注意です。レモンはpH2.1という酸性に傾いたフルーツです。柑橘類全体がそうなのですが、酸性の食品を食べ過ぎると、歯のエナメル質が溶けてしまう酸蝕症という症状を起こしてしまいます。
では、どのくらいまでなら食べても大丈夫なのでしょう。クエン酸の1日の摂取目安は1.5~2gと言われます。皮付きのレモンのクエン酸量は6.5gで、レモン1個は約100gですから、1日に食べて良いのは1/4~1/3個となりますね。ちなみに酸味の強いものを食べて、口の中のpHが気になる時は、水で口をゆすぐなどして、中性に戻すと良いでしょう。
レモンの栄養がとれるレシピのおすすめ
①蜂蜜レモン
生姜入りの蜂蜜レモンですが、レシピから生姜を外せば、普通の蜂蜜レモンになります。生姜も甘くて美味しいですし、シロップをお湯やワインでで割れば身体が温まるホットドリンクになりますよ。お好みでシナモンをプラスすると免疫もアップです。
②レモンと鶏肉のスープ
レモンを使った日本では珍しいスープです。鶏肉のビタミンB12とたんぱく質も一緒に摂れば造血作用とコラーゲンを増産できますよ。
③レモンの炊き込みご飯
こちらも珍しいレモンをたくさん使った炊き込みご飯です。最後にバターをプラスすることで、脂溶性の栄養素の吸収率が高まり、脂溶性と水溶性の両方の栄養素を摂ることができます。
住吉彩
管理栄養士
レモンは幅広い料理に使える食材です。果汁は料理や皮はデザートに、食材の臭み消しや変色を防ぐなど、栄養価も高いですが様々な役割を果たしてくれます。お好みの使い方を発見して料理のレパートリーを増やしてはいかがでしょうか?
レモンは栄養豊富な食材
レモンは皮に有効な栄養分が豊富に含まれています。皮ごと食べる工夫をして、レモンの栄養分をもれなく摂ってくださいね。