手羽中(1本)のカロリー・糖質は?ダイエット向きな食べ方を紹介!
【管理栄養士監修】手羽中のカロリー・糖質を知っていますか?ダイエット向きなのでしょうか?今回は、手羽中(1本)のカロリー・糖質を手羽先・手羽元などと比較しつつ紹介します。ダイエット中の太りにくい食べ方も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
②コラーゲン
コラーゲンはタンパク質の一種で、人間の体を作っているタンパク質のうち約3割がコラーゲンです。コラーゲンと聞くと肌を連想しますが骨や血管など全身で重要な働きをしていて、コラーゲンの減少は骨粗鬆症の一因にもなっています。
手羽中の皮や軟骨部分はコラーゲンが豊富で、ビタミンCと組み合わせることでより効率的に摂取することができます。皮はカロリーが気になるという人もいるかもしれませんが、一度下茹でするなど食べ方を工夫してみてください。(※4)
③コンドロイチン
コンドロイチンとは軟骨に含まれる物質で、体内の水分をコントロールする働きがあります。膝を曲げ伸ばしするなど関節の動きに深くかかわりがあり、関節の疾患予防にも効果があるのではと期待されている成分です。
最近ではサプリメントなども多く見かけますが、コンドロイチンは軟骨や皮のある手羽中にも含まれています。継続的に摂取するためには食事とサプリメントをうまく組み合わせることが大切です。
④ビタミンK
ビタミンKは血液の凝固に関係のある栄養素で、食品やサプリメントからの摂取と体内で生成されるものの2つを利用しています。また、骨を丈夫にする効果も期待できます。ビタミンKは脂溶性と言って油に溶ける性質を持ち熱にも強いので、手羽中の唐揚げや炒め物など油を使う調理で食べるのがおすすめです。(※5)
手羽中のダイエット中の太りにくい食べ方は?
手羽中には糖質が含まれていませんが、皮がついているのでカロリーが気になる人もいるかもしれません。カロリーを抑えダイエット中でも太りにくく、美味しく安心して食べられる調理の工夫を4つ紹介します。
①鶏皮を取る
カロリー | 脂質 | |
手羽中(皮あり) | 95kcal | 6.4g |
手羽中(皮なし) | 46kcal | 1.8g |
表を見てわかる通り、手羽中のカロリーが高い要因は鶏皮にあります。鶏皮を取るだけでもカロリーや脂質が抑えられるので、ダイエット中の人は調理の前や食べる時に鶏皮をはがしましょう。多少ジューシーさは失われますが、手羽中は柔らかな肉質と濃厚な旨みがある部位なので、鶏皮を取っても十分に美味しく食べられます。
②高カロリーな調味料を減らす
同じ食材を使っても味付けに使用する調味料が違えば、出来上がった料理のカロリーにも差が生まれます。調理法だけでなく使用する調味料を少し意識するだけでも、ダイエット中でも気にせず食べられようになります。
調味料の中でもカロリーが高めなものはマヨネーズ、砂糖、みりん、ケチャップなどです。油を使用した調味料や甘味が強いものはカロリーも糖質も高めだと考えるとわかりやすいでしょう。今はカロリーオフや糖質オフの調味料も多くあるので、それらで代用したり工夫してみてください。
③下茹でして余計な脂分を抜く
手羽中についている鶏皮は取り除かなくても下茹ですることで大幅にカロリーを減らすことができます。鶏皮がないと物足りなく感じる人もいるかもしれませんが、下茹でだけなら脂の旨みを保ちつつ、気になるカロリーも抑えられます。
10~15分下茹でするだけで余計な脂分が落とせるだけでなく、手羽中の臭みを消す効果も期待できるでしょう。
④唐揚げなど油を使った高カロリーな調理をしない
料理別のカロリーを比較した表でも分かる通り、油で揚げる唐揚げは必然的にカロリーが高くなります。手羽中に限らずダイエット中の人は揚げ物は控えた方が良いでしょう。
逆にカロリーを抑えられるおすすめの調理法はグリルです。焼き網や波型のプレートなどを使用し、調理中に手羽中から出る脂を落とすことができれば、その分カロリーも減らせます。フライパンで焼く時も、脂をこまめに拭き取るとヘルシーな仕上がりになります。
笹野美緒
管理栄養士
骨付きの部位である手羽中は、骨を外しながらゆっくりと食べることで満腹感が得られやすく食べ過ぎを防ぐことにも繋がります。また骨には旨味が豊富ですので、煮出したり煮込み料理などに用いたりすれば余分な脂を落としつつも手羽中の美味しさを活かした食べ方ができます。