ひよこ豆の栄養価を大豆と比較!効果・効能や食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】ひよこ豆に含まれる栄養素を知っていますか?今回は、ひよこ豆の栄養成分・効能に加え、栄養成分が取れるレシピも紹介します。他の豆類と比較してのカロリー・糖質量やひよこ豆の食べ方の注意点も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
種類 | 含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 |
ひよこ豆 | 0.37mg | 1.4mg | 26% |
大豆 | 0.71mg | 1.4mg | 51% |
あずき | 0.46mg | 1.4mg | 33% |
糖質エネルギーに変えるために必要なビタミンB1は、ひよこ豆にたくさん含まれています。数あるビタミン類の中でも、ひよこ豆は特にビタミンB群が豊富で、特にビタミンB1は健康な身体と動くために必要なエネルギーを作るための大切な栄養素です。(※2)
③ビタミンE
種類 | 含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 |
ひよこ豆 | 2.5mg | 6.5mg | 39% |
大豆 | 1.8mg | 6.5mg | 28% |
あずき | 0.1mg | 6.5mg | 2% |
ビタミンEは若返りのビタミンとも呼ばれていて、血流を良くして代謝の改善をすることで身体の酸化を抑えることができます。そのため美肌などのアンチエイジングだけでなく、動脈硬化や心筋梗塞などの病気予防、疲労回復への効能も期待できます。(※3)
④食物繊維
種類 | 含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 |
ひよこ豆 | 16.3g | 20g | 82% |
大豆 | 21.5g | 20g | 108% |
あずき | 24.8g | 20g | 124% |
豆類にはたくさんの食物繊維が含まれていますが、ひよこ豆にもゴボウの2倍、サツマイモの3倍もの食物繊維が含まれています。腸内環境を整えることで便秘解消だけでなく、コレステロール低下や血糖値上昇を抑えることでダイエット効果もあります。
同じ豆類でも、豆腐や豆乳は大豆から食物繊維であるおからを取り除いて作ったものなので他の栄養素での効能はあっても食物繊維は含まれていません。(※4)
⑤カリウム
種類 | 含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 |
ひよこ豆 | 1200mg | 2500mg | 48% |
大豆 | 1900mg | 2500mg | 76% |
あずき | 1300mg | 2500mg | 52% |
カリウムは体内のナトリウム(塩)を体外へ排出する働きがあります。これにより、むくみを改善する効果があるため、むくみやすい女性は食事にひよこ豆を取り入れるのがおすすめです。
全体的に、栄養価はひよこ豆よりも大豆の方が高いようですが、ひよこ豆自体は、一般的な食材と比較すると、かなり栄養豊富な食材になりますので、積極的に取り入れるといいでしょう。(※5)
ひよこ豆を食べる際の注意点は?
ひよこ豆を食べるときの注意事項を説明します。
ひよこ豆を食べ過ぎない
ひよこ豆は栄養豊富で身体に嬉しい効能がたくさんありますが、食べ過ぎには注意が必要です。ひよこ豆などの豆類に含まれるイソフラボンを過剰摂取するとホルモンバランスが乱れてしまい、月経異常や自律神経の乱れの原因となることがあるため、身体に悪影響を起こすことがあります。
また、食物繊維が豊富なので便秘解消にも効果的ですが、食べ過ぎるとお腹が緩くなることもあります。更に、ひよこ豆はカロリー・糖質量が多い食材なので、身体に良い成分を含んでいても、食べ過ぎると太ってしまうため気を付けましょう。
渡辺愛理
管理栄養士
なんでも食べ過ぎは逆に身体に不調をきたすことも。適量をおすすめしています。
ひよこ豆の栄養がとれるレシピのおすすめ
ひよこ豆の栄養を丸ごと摂れるおすすめレシピを紹介します。