片栗粉のカロリー・糖質は高い?太る?ダイエット・糖質制限中に食べて良い?
【管理栄養士監修】片栗粉のカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、片栗粉(100g・大さじ・小さじ)のカロリー・糖質量を他の調理用粉と比較しながら紹介します。片栗粉をダイエット・糖質制限中に取り入れてもいいのかや、注意すべき高カロリー料理を紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
原材料がでんぷんであり糖質が高いと知ると、片栗粉を食べることに抵抗を感じます。ですが、大さじ1杯程度なら問題はないとされています。片栗粉の糖質量を正しく知ることで、食事のバランスを整えやすくなります。
糖質制限中に気にしたいのが、GI値です。これは食後に上がる血糖値の程度を示したものです。高GI値、つまり血糖値が上昇しやすいのは70を超える値です。片栗粉100gで65のGI値で中程度に該当しますが、大さじ1では、GI値が9gになので、特に問題ないと言えるでしょう。(※2)
片栗粉より料理全体のカロリーに注意
ジャンルを問わず、片栗粉は様々な場面で登場します。あんかけや皿うどんのあんは代表例です。料理で片栗粉のカロリーが気になる場合には、他の食材を低カロリーにしてみることで、全体のカロリー調節につながります。
また、片栗粉を使うことで料理にとろみがつきます。大さじ1程度の片栗粉でも十分にとろみがつき、食事の満足感を高めます。無理なくごはんや麺の量を減らすことができるので全体のカロリーは低くなるでしょう。片栗粉を使用したメニューとうまく付き合うことで、食べられるメニュー数を減らさずにダイエットに向き合うことができます。
渡辺愛理
管理栄養士
とろみをつけることで料理を冷めにくくする働きがあります。 中華料理に餡かけなどが多く使われている理由のひとつに、冷めにくくするという目的があります。
片栗粉を使った高カロリー料理【要注意】
片栗粉を使う料理の中でも、カロリーが高くなりやすいものを3つ紹介します。
①皿うどん(644kcal)
麺にとろみのついたあんをかけたメニューです。使用する麺は堅焼きと蒸したものと種類があり、堅焼き麺はよりカロリーが高くなります。あんが具沢山なため、ヘルシーになるように調節することもできます。
②あんかけチャーハン(733kcal)
ごはんに味がついていて食が進みやすいですが、一度炒めている分カロリーは高くなります。ダイエット中は、ごはんの量を減らすように気をつけると良いでしょう。あんのとろみ効果によって満腹感を保てます。
③酢鶏(450kcal)
具材は一度揚げたり炒めたりしているため、甘酢のあんをかけて高カロリーになります。鶏肉の皮を除く、衣を薄くするなど、各調理段階を注意して変えることでカロリーを抑ることができます。