びわの栄養素と効能は?皮・葉にも豊富?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】びわに含まれる栄養素を知っていますか?美容効果やインフルエンザなどへの抗ウイルス効果などの健康をサポートする栄養素があります。今回は、びわの栄養成分・効能に加え、びわの葉にある薬用効果について紹介します。栄養の取れるレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
③カリウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
160mg | 2500mg | 6% |
びわには、カリウムが100gあたり160mg含まれており、これはバナナ半分量に相当します。カリウムは主に野菜、果物、海藻類に多く含まれています。1日の目安をびわだけで補うのではなく、野菜350gを食べるなどをするとカリウムが多く摂れます。カリウムには、むくみ解消、摂りすぎた塩分を排泄する効果、高血圧予防、筋肉の働きを正常に保つ効果があります。
大量の汗をかくと熱中症になるため、予防として塩分と水分を摂取した方が良い事は有名でしょう。汗にはカリウムも多く含まれているため、びわは汗をかいた後の食べるのもおすすめです。カリウムは水に溶けやすく熱に弱い特徴があるため、生のまま頂くとより効率よく摂取できます。(※3)
④ポリフェノール
びわのポリフェノールには、活性酵素などの有害物質を無害にする抗酸化作用があります。細胞が酸化され劣化するのを防ぐため、アンチエイジングになります。ポリフェノールは食べてから30分後には体内で利用されますが、効果は2~3時間程度のため、毎日少しずつでも食べるのがおすすめです。(※4)
⑤クエン酸
オレンジなどの柑橘類の酸っぱさの原因はクエン酸です。びわは甘味だけでなく酸味もわずかにあり、この酸味がクエン酸です。酸っぱいためハズレを選んでしまったと思いがちですが、酸っぱいほどクエン酸が多いです。クエン酸は身体に吸収されにくい貧血予防に必須の鉄、イライラ予防や骨を丈夫にするカルシウムの吸収をよくするキレート作用があります。
この他にもクエン酸には、筋肉を使いすぎた時に作られる疲労物質である乳酸を分解することで筋肉疲労の回復を早くする効果、肩こり、腰痛の予防効果、抗菌作用による食中毒予防・風邪予防効果、抗ウイルス効果によるインフルエンザ予防があります。
びわの葉にも効果・効能がある?
びわの葉はお茶や美容液にも利用されているため、びわの葉に良い効果・効能があるのが分かります。漢方薬にも利用されている効果を順に紹介していきます。
薬用効果があると言われている
びわの葉は葉そのものを使うだけでなく、煮だしたり、エキスを取ることで、それぞれの効果・効能があります。
・薬用効果
・ダイエット効果
・美肌効果
びわの葉は漢方薬として咳止め用に使われており、咳のひどい喘息にも効果があります。お茶のように飲むのではなく、肺に近い胸部や背中につけることで効果が得られます。びわの葉を水から煮て抽出したお茶は、脂肪を分解する効果があります。お茶を作り置きしておき、食事中、食間に飲むことで脂肪が分解されるため、ダイエット効果があると言えるでしょう。
びわの葉をアルコールに漬けて作ったエキスは、殺菌作用、消毒作用、痛みを和らげる効果があります。肌に使うことで殺菌作用によりニキビ予防、乾燥肌予防にもなります。消毒作用、痛みを和らげる効果があるため、虫刺されにも効果があります。
渡辺愛理
管理栄養士
タネが大きく、食べる部分が少ないと思われがちですが、食べることができる割合は、バナナと同じくらいの70%近くと言われています。
びわの栄養がとれるレシピのおすすめ
びわはそのまま食べても美味しいですが,びわの栄養をとるためにも飽きずに食べられる美味しいレシピを紹介します。
①びわとはちみつのコンポート
はちみつを砂糖の代わりにするため、すっきりした味になります。自然の甘味を大切にしたい人におすすめです。
↓詳しい作り方・手順はこちら↓