カモミールティーの飲み過ぎは副作用あり?適量は1日何杯?効果・効能なども解説!

【管理栄養士監修】カモミールティーには飲み方によって副作用・危険性があると知っていますか?今回は、カモミールティーの飲み過ぎによる副作用・危険性や、1日の適量は何杯かにくわえ、飲み過ぎ以外に注意すべきことを紹介します。カモミールティーの効果・効能や、飲み方のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)
専門家監修 |管理栄養士・栄養士 広瀬陽香
Instagram
HP
管理栄養士。栄養士。高校時代のマネージャーの経験から管理栄養士としてアスリートを支える仕事を志し、...
Instagram
HP
管理栄養士。栄養士。高校時代のマネージャーの経験から管理栄養士としてアスリートを支える仕事を志し、住み込みでの運動部寮母やスポーツ整骨院での個人サポートやセミナー経験を積み現在はフリーランスで活動を行う。""学生野球業界を『食』で変える""をテーマに子どもたちの無限の可能性を『食』で広げるために日本少年野球連盟からの依頼のもと各支部での講義、各チームと年間契約を多数結ぶ。他にも、スポーツ関係の企業と契約を結び、ジュニア期の保護者の方への講義も行う。1人でも多くの方に食が持つ力を知って実践し、体の変化を体感してほしいと思っています。

目次

  1. カモミールティーの飲み過ぎには要注意?
  2. カモミールティーの飲み過ぎによる副作用・危険性は?
  3. ①アレルギー反応を起こす可能性がある
  4. ②他の服用薬と相互作用することがある
  5. ③肝毒性の植物による悪影響が出る可能性がある
  6. カモミールティーの適量は1日何杯?
  7. カモミールティーは1日2〜4杯程度であれば問題ない
  8. カモミールティーの飲み過ぎ以外に注意すべきことは?
  9. 妊娠中・授乳中の方は飲むのを避けた方が良い
  10. カモミールティーに期待できる効果・効能は?
  11. ①免疫力の向上
  12. ②安眠・リラックス効果
  13. ③子供の下痢・腹痛を抑える可能性がある
  14. ④生理痛を緩和する
  15. ⑤皮膚・粘膜を保護する
  16. カモミールティーの美味しい飲み方は?
  17. ①はちみつレモン・カモミールティー
  18. ②カモミールミルクティー
  19. ③カモミールフルーツティー
  20. カモミールティーは飲み過ぎないよう注意して飲もう

カモミールティーは1日2〜4杯程度であれば問題ない

厚生労働省からは、1日に飲んで良いカモミールティーの目安量について以下のような情報が提供されています。

カモミールは、お茶として使用する一般的な量であれば、安全性は高いと考えられます。医療目的で短期間経口摂取する場合、おそらく安全であると考えられます。

上記のようにカモミールティーは、1日2〜4杯飲む程度であれば副作用の心配はありません。少し飲み過ぎてしまってもすぐに健康を害するわけではないですが、飲む量には気を付けましょう。ただし、植物アレルギーがある人はアレルギー症状が出る可能性があるので注意して下さい。

また、カモミールティーを何杯か飲むと胃がムカムカしたり少し痛んだりと調子を崩す人がいます。そのような時は飲み過ぎの可能性があるのでカモミールティーを控えめにして様子を見るようにして下さい。夏場など、水分の代わりにカモミールティーを飲むと飲み過ぎる危険があるので、ティータイムだけにして水分は水か麦茶などで補給する方が無難です。(※3)

広瀬陽香

管理栄養士

カフェインがないため、寝る前に何か温かいものを飲みたいときにおすすめです。茶やお湯では、あまり物足りない場合にハーブティーを1日1杯つかってみるのも良いですね。

カモミールティーの飲み過ぎ以外に注意すべきことは?

カモミールティーは飲み過ぎると胃腸の調子が悪くなったり、副作用が起きたりすることを紹介しましたが他に注意した方が良いことはあるのでしょうか。ここでは、カモミールティーの飲み過ぎ以外に注意するべきことを解説します。

妊娠中・授乳中の方は飲むのを避けた方が良い

厚生労働省から、妊娠中や授乳中のカモミールティーの影響についての情報が以下のように提供されています。

妊娠中、あるいは授乳中のカモミール摂取の安全性についてはほとんどわかっていません。

実はカモミールティーの妊婦や授乳中の女性への影響についてはまだ分かっていません。ただ、ハーブティーと同じようにハーブから抽出した精油で香りを楽しむアロマでさえ、妊娠中や授乳中は控えるべきとされているものが多いです。特に妊娠初期は全ての精油を使ったアロマが禁忌とされているのは、母子共に影響が及びやすいからです。

カモミールティーには、子宮を収縮させる働きがあるとも言われています。ハーブは薬ではないにしろ、人の体や心に何らかの効能があることは確かで、人によって効果の出かたが違います。カモミールについて安全であるとは言い切れない以上、妊娠中や授乳中は飲むのを避けた方が良いでしょう。

カモミールティーに期待できる効果・効能は?

カモミールは、4000年以上も昔から薬草として重宝されてきた歴史があります。現在でも、フランスで薬草と言えばカモミールと言われるほどポピュラーです。ここでは、ドイツやイギリスでも民間薬として知られているカモミールに期待できる効果・効能を解説します。

①免疫力の向上

カモミールには免疫力をアップさせる効果があると言われており、炎症を抑制したりウィルスの体内への侵入を防いでくれる可能性があります。カモミールに含まれるルテオリンは強い抗炎症作用を持ち、特に胃などの消化器症状に作用する可能性があります。皮膚への抗炎症作用はカマズレンという成分によるもので、カモミールの精油を薄めて湿布する方法が一般的です。

また、口臭・歯周炎・風邪のひきはじめなどの症状にはカモミールティーでうがいをするのがおすすめです。

②安眠・リラックス効果

カモミールの特徴でもある、リンゴを思わせる甘く優しい香りは心身をリラックスさせるのに有効です。また、カモミールに含まれるアピゲニンという成分は、興奮作用のあるドーパミンの貯蔵を促し乱れた自律神経の興奮を鎮める効果があるとされています。

眠れない症状のある人は、カモミールティーを寝る前にホットで飲むと香りのリラックス効果によって安眠を促すことが期待できます。

③子供の下痢・腹痛を抑える可能性がある

関連する記事