じゃがいもの食べ過ぎは不健康?病気・腹痛の原因に?1日の適量は何個なのかも解説!
【管理栄養士監修】じゃがいもを食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?今回は、じゃがいもの食べ過ぎによる〈腹痛・病気・太る〉 など悪影響の例を原因とともに紹介します。じゃがいもの食べ過ぎになる量の目安や、適量を食べた場合の栄養価と効能も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
じゃがいもを食べ過ぎると健康リスクが高まる事が分かりました。適量を食べた場合の、有効成分を詳しく説明します。
①食物繊維
じゃがいもには食物繊維の一種である難消化性デキストリンという栄養素があり、この成分は、消化されにくい性質で腹持ちをよくするので食べ過ぎの防止にもなります。そして、インスリンの分泌を抑制し糖質の吸収を穏やかにすることで、脂肪の合成を抑える効果もあります。(※9)
②ビタミンC
じゃがいもにはビタミンCが多く含まれていて、その量はホウレンソウやミカンと同じくらいです。最近はビタミンCの抗酸化作用が注目され、がんや動脈硬化といった病気の予防や老化防止の効果があると期待されています。しかも、じゃがいもに含まれているビタミンCは、過熱をしても壊れにくい特徴があります。(※10)
③カリウム
じゃがいもに含まれているカリウムは体内の余分なナトリウムを排出し、血圧をコントロールする働きがあります。体内の塩分量が調節されると、むくみが改善されるので、ダイエット中に嬉しい栄養素と言えます。ただ、前述の通り、糖質が高く高血圧になる可能性もあるので、カリウムが含まれているからと大量に食べるのはおすすめしません。(※11)
④ナイアシン
ナイアシンは糖質や脂質の代謝に関わる栄養素で、二日酔いを予防する働きもあります。また、悪玉コレステロールの抑制や中性脂肪を減らす効果にも期待できるため、ダイエットだけでなく健康効果も高めてくれる栄養素と言えるでしょう。(※12)
(※じゃがいもの栄養価・効能についてもっと知りたい方はこちらの記事を参照してください。)
じゃがいもは適度な量を食べよう
じゃがいもはGI値や糖質量が高い食材なので、食べ過ぎると太る原因となったり、病気のリスクが高くなることもあります。しかし、ビタミンCや食物繊維が豊富なので、適量を摂取することを心掛けると健康にもいい食材です。他の野菜などとバランスを取りながら、適量を食べるよう心がけましょう。