鴨肉の栄養素やカロリーは?タンパク質が豊富?健康・美容効果や調理法のおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】鴨肉に含まれる栄養素やカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、鴨肉の栄養成分・効能に加え、〈ロースト・スモーク〉など調理法も紹介します。定番のスモークやローストといった鴨肉のレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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鴨肉はどんな食材?
最近では鶏肉や豚肉の様に気軽に愉しめる様になった鴨肉ですが、どの様な肉なのかを知っていますか?カロリーや糖質量を見ていく前に、鴨肉がどういった物なのかを見ていきましょう。
鴨肉は「カルガモ」の肉ではないことが大半
鴨と言うと、川などで見かけるカルガモを想像する方も多いかもしれません。しかし、食用として販売されている鴨肉はカルガモではなくアイガモである様です。ちなみにアヒルはマガモを食用にしたものなので、アヒル肉も鴨肉の一種と言うことが出来るでしょう。
柳田ゆい
管理栄養士
合鴨はマガモとアヒルの交配種で、両方の長所を合わせ持っています。 肉質が柔らかいのが特徴です。
鴨の肝臓は三大珍味「フォアグラ」
鴨の肝臓は、世界三大珍味のフォアグラとして知られています。通常通り育った鴨の肝臓を食べるのではなく、フォアグラ用に多くに飼料を与えた鴨の肝臓が使用されています。高級食材として使用されており、宮廷料理としても食べられていた様です。
鴨肉のカロリーや糖質・脂質量
続いて、鴨肉のカロリーや糖質量を見ていきましょう。鴨肉の種類ごとの比較や、他のお肉との比較なども行っていきます。
※本記事のカロリー・糖質量などは日本食品標準成分表を情報源にしています。
※本記事のカロリー・糖質量などは基本的に100gあたりの値です。
鴨肉【種類別】のカロリーや糖質・脂質
カロリー | 糖質 | 脂質 | |
マガモ | 128kcal | 0.1g | 3g |
アイガモ | 333kcal | 0.1g | 29g |
アヒル(皮あり) | 250kcal | 0.1g | 19.8g |
アヒル(皮なし) | 106kcal | 0.2g | 2.2g |
上記の数値を見ると、同じ鴨肉でもカロリーにはかなりの差がありますね。マガモ・アイガモ・アヒルでは最大200kcal程の差があり、脂肪(脂質)の量に比例して、カロリーも高くなっていることが分かります。同様に、アヒルの皮有り・無しとの比較から、脂肪分の皮がある方がカロリーが高めになる事が分かります。
カロリーが気になる時は「鴨肉」とひとくくりにせず、自分が食べる物がどれなのかを把握しておくことが重要です。ただ、糖質の面では、どの鴨肉もそれ程変わりは無く、低めの数値なので、糖質量のみが気になる方なら安心して食べられるでしょう。
鴨肉のカロリーや糖質・脂質を【豚・牛・鶏肉】と比較
カロリー | 糖質 | 脂質 | |
鴨肉 | 333kcal | 0.1g | 29g |
豚肉 | 395kcal | 0.1g | 35.4g |
牛肉 | 517kcal | 0.1g | 50g |
鶏肉 | 253kcal | 0g | 19.1g |
上記は、皮付きのアイガモ肉、豚バラ肉、牛バラ肉、鶏もも肉を比較した物です。肉の種類が変わっても、糖質の低さは変わらないことが良く分かります。また、鶏もも肉よりは高いですが、豚バラ肉や牛バラ肉と比較するとカロリーは低めです。
また、カロリーと同じく、脂質量も鶏もも肉よりは高く、牛・豚バラ肉よりも低い数値になっています。鴨肉はバラ肉よりはヘルシーな食材と言えそうです。
鴨肉の栄養素と効能
カロリー | 333kcal |
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タンパク質 | 14.2g |
糖質 | 0.1g |
脂質 | 29g |