芋がらの栄養素と効果・効能は?おすすめの食べ方・レシピも紹介!
芋がらに含まれる栄養を知っていますか?ずいきとの違いはあるのでしょうか。そこで今回は、芋がらの栄養成分や効果・効能を下処理・水での戻し方とともに紹介します。芋がらの栄養が摂れる食べ方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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芋がらはどんな食材?ずいきとの違いは?
芋がらはずいきとも呼ばれる野菜で、お節料理に使われる八ツ頭や赤芽芋などの葉柄(ようへい)をさします。戦国時代から食べられているものの、見たことがない人も多そうです。ここでは芋がらとはどのような野菜なのか、ずいきとの違いも交えて説明します。
芋がらはずいきを乾燥させた食材
芋がらはずいきを乾燥させた食材をさし、最も一般的なのが八ツ頭からとれる赤芋茎です。表面は赤紫色ですが実際の芋茎は黄緑色で、切ると断面がスポンジのようになっています。アク抜きした芋がらには特徴的な味はなく、食感を楽しむ食材として知られています。
(*ずいきとはどのような野菜かについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
芋がらの栄養素と効果・効能は?
カロリー | 16kcal |
水分 | 94.5g |
タンパク質 | 0.5g |
糖質 | 2.5g |
脂質 | 0g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
上記は芋がら100gに対する含有量を示しています。カロリーが低いにも関わらず、栄養成分が豊富で様々な効果が期待できます。ここでは芋がらに含まれている栄養素と、その効果や効能について説明します。
①食物繊維
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
1.6g | 21g | 8% |
※1日の摂取量は成人男性の目安です
芋がらに含まれている食物繊維は、水溶性のものより不溶性の方が多いです。不溶性食物繊維には腸の蠕動運動を促し便秘を解消する効果があります。また水溶性食物繊維が腸内の水分を吸収し、便をカサ増ししてくれるのです。(※2)
②亜鉛
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
1.0mg | 11mg | 9% |
芋がらはミネラルが豊富で、タンパク質の代謝をサポートする栄養素である亜鉛も含まれています。細胞分裂に関わる亜鉛の働きにより皮膚や髪の毛が健康に維持されると、美容効果も期待できそうです。(※3)
③カリウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
390mg | 2500mg | 16% |
体内の余分なナトリウムと結合して排出を促すカリウムも、芋がらに多く含まれている栄養素の1つです。その働きによってむくみの解消や冷え性の改善が促されると、ダイエット効果につながります。(※5)