冬瓜の栄養素・効能は?加熱NG?成分を逃さない調理法や食べ過ぎの注意点を紹介!
【管理栄養士監修】冬瓜には栄養がないと言われることもありますが本当でしょうか?今回は、冬瓜に含まれる栄養素・効能や栄養成分を逃さない調理法を紹介します。美味しい時期を逃さない冬瓜の旬や選び方のポイントも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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冬瓜はどんな野菜?
大きなウリの冬瓜はどんな野菜でしょう。旬はいつなのか新鮮な冬瓜の選び方と合わせてお伝えします。
冬瓜の種類と旬
冬の瓜と書くトウガンは夏が旬の東南アジア・インド原産のウリ科の作物です。完熟すると皮が厚くなり保管状態が良ければ冬まで貯蔵できるため冬瓜と呼ばれるようになったのが名前の由来だそうです。種類は主流の琉球冬瓜、長冬瓜、大丸冬瓜、小丸冬瓜などがあります。冬瓜は熟すと白い粉を表面にふきますが、琉球冬瓜は粉をふきません。
(*冬瓜の旬の時期について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
新鮮な冬瓜の選び方
新鮮でおいしい冬瓜の特徴は以下のようなものです。
・形にゆがみやキズがない
・ずっしりと重い
・琉球冬瓜以外ならば白い粉が全体にふいている
・琉球冬瓜なら色が鮮やか
・カットされている場合、切り口が瑞々しく、種にハリがある
形がゆがんでいると、中の実が均等に育っていません。キズがあればその付近は硬くなり、食べたときに触感が良くありません。完熟の目安は琉球冬瓜なら緑色が鮮やかで濃く、その他なら全体に白い粉が一面にふいています。
どちらの種類でも水分が多いものが新鮮ですから、ずっしりと重みがあります。カットされているものは、切り口が瑞々しいか、種が見えるなら種の丸みを確かめてください。種にハリがなければ完熟していません。
(*冬瓜について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
冬瓜の栄養素と効能は?ダイエット効果あり?
カロリー | 16kcal |
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水分 | 95.2g |
タンパク質 | 0.5g |
糖質 | 2.5g |
食物繊維 | 1.3g |
脂質 | 0.1g |
水分の多い冬瓜は、大きなウリ科の野菜です。カロリーも同じウリ科のきゅうりに近い冬瓜にはどのような栄養が含まれているのでしょう。
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
①ビタミンC
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
39mg | 100mg | 39% |
冬瓜に含まれるビタミンCは100g中39㎎できゅうりの2.7倍の量です。ビタミンCの働きは、感染症の予防、コラーゲンの生成、鉄の吸収や酵素の働きを助け、皮膚のメラニン色素沈着を予防する効能があります。ビタミンCは体内で作り出すことも、蓄えておくこともできない栄養素で、常に補給し続ける必要があります。ビタミンCは水溶性の栄養成分です。(※2)