鴨肉の栄養素やカロリーは?タンパク質が豊富?健康・美容効果や調理法のおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】鴨肉に含まれる栄養素やカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、鴨肉の栄養成分・効能に加え、〈ロースト・スモーク〉など調理法も紹介します。定番のスモークやローストといった鴨肉のレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
上記は、100g当たりの皮付き合鴨肉のカロリーなどを記載した物です。カロリーは少し高めではあるものの、タンパク質はしっかり摂取できるでしょう。続いて、鴨肉に含まれる栄養素と、それらに期待できる効果・効能を見ていきましょう。
①ビタミンB群
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 | |
ビタミンB1 | 0.24mg | 1.4mg | 17% |
ビタミンB2 | 0.35mg | 1.6mg | 21% |
ビタミンB6 | 0.32mg | 1.4mg | 22% |
ビタミンB12 | 1.1μg | 2.4μg | 45% |
鴨肉には、ビタミンB群が豊富に含まれています。特にビタミンB12は100g当たり1日の摂取目安量の半分ほどを含んでおり、ヘモグロビンの生成を助けてくれるので貧血を改善する効果が期待できます。
また、ビタミンB群は8種類ありますが、どれも代謝に関与し疲労回復効果が望める物ばかりです。ビタミンB6はだるさにも効くビタミンとされており、ストレスを抑える効果も期待出来ます。そして、ビタミンB2は、美容効果を得たい方にピッタリのビタミンです。細胞の生成に関与する成分なので、肌荒れや湿疹などを防止する働きがあります。(※2)(※3)(※4)(※5)
②鉄分
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
1.9mg | 7mg | 27% |
鉄分は、摂取するとその多くがヘモグロビンの成分として使用されます。ヘモグロビンには酸素を体中に運搬する働きがあるので、貧血の予防や改善に効果が期待できます。鉄分はビタミンCと一緒に摂ることで吸収効率が上がるので、貧血気味などで鉄分を効率よく摂りたい時にはレモンなどと一緒に食べるのがおすすめです。(※6)
③不飽和脂肪酸
脂肪は大きく分けて、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸とがあります。飽和脂肪酸はデメリットばかりでは無いのですが常温で固まりやすい性質を持っており、摂り過ぎれば悪玉コレステロールが増えて動脈硬化などの原因になる成分です。
一方、不飽和脂肪酸は常温で固まりにくい性質を持っており、悪玉コレステロールを減らしてくれる効果が期待できます。鴨肉には不飽和脂肪酸であるオレイン酸が多く含まれており、コレステロールを調節してくれるので健康面でもダイエット面でもおすすめ出来る食品です。(※7)
柳田ゆい
管理栄養士
オレイン酸は腸内で潤滑油として便の滑りを良くし、また腸の蠕動運動を促進してくれるので、便秘の解消にも効果的です。
鴨肉の栄養が摂れる調理法のおすすめは?
続いて、鴨肉の栄養をしっかり摂れるおすすめレシピを紹介します。
①鴨肉のスモーク
鴨肉をスモークウッドで燻製にした、特別感のあるレシピです。鴨肉の脂をじゃがいもに吸わせているので、鴨肉の旨味をしっかり愉しむ事ができます。燻製と言うと難しそうですが、フライパンで作る事ができるのも魅力です。
②鴨肉のロースト
フライパン一つで、鴨のローストに合わせるソースまで作る事ができます。鴨肉のしっかりした味わいと、ブルーベリーのフルーティーな風味が合わさった絶品レシピとなっています。