手羽元のカロリー・栄養価は?ダイエット向き?ヘルシーな調理法・食べ方を紹介!
【管理栄養士監修】手羽元のカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、手羽元(100g・1本)のカロリー・糖質量を他の部位や〈唐揚げ・茹で〉など調理法で比較しながら紹介します。手羽元の栄養価やダイエット向きの食べ方も紹介するので、参考にしてくださいね。
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手羽元のカロリー・糖質量は?【写真】
焼きや唐揚げなど様々な方法で調理して食べることができる手羽元は、食卓の主役になることも少なくないでしょう。手羽元のカロリー・糖質量は他の肉の種類や、部位と比べるとダイエットに向いているのでしょうか。
手羽元(100g)のカロリー・糖質量
カロリー | 糖質 | 脂質 | タンパク質 | |
手羽元(皮付き/100g) | 197kcal | 0g | 12.8g | 18.2g |
手羽元(皮付き/1本:75g) | 148kcal | 0g | 9.6g | 13.7g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
手羽元1本(75g)だと148kcalですが、脂質が多く含まれている皮を取り除くと、1本(75g)で80kcal程度になり、大幅なカロリーカットができます。
手羽元のカロリー・糖質量を他の部位と比較
カロリー | 糖質 | 脂質 | |
手羽元 | 197kcal | 0g | 12.8g |
手羽先 | 211kcal | 0g | 14.6g |
鶏皮 | 497kcal | 0g | 48.6g |
ささみ | 105kcal | 0g | 0.8g |
もも肉 | 204kcal | 0g | 14.2g |
胸肉 | 145kcal | 0g | 5.9g |
鶏肉の部位を100gあたりで比べてみると、手羽元は低カロリーで糖質量も少ないため、ダイエットに向いている肉の部位だということが分かります。鶏皮は表を見ての通り、脂質が多くカロリーも高いため、ダイエット中は鶏皮を剥いて手羽元を調理するといいでしょう。ささみには及びませんが、高タンパクで低脂質・低カロリーになります。
熊橋麻実
管理栄養士
基本的に肉には糖質はありません。たんぱく質と脂質によるカロリーとなります。脂質は皮に含まれるので、取り除くとカロリー減となり、ダイエットの際には良いでしょう。皮は出汁になるので、煮汁に一緒に入れるなどすると適度に油分が追加されて食べやすくなります。
(*鶏肉の部位別のカロリー・糖質について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
手羽元の栄養素や効能は?
手羽元をはじめとする肉はほとんどが糖質がゼロで、脂質の多い皮を取り除けば、カロリーの低い部位だということが分かりました。手羽元はカロリーが低いだけでなく、様々な栄養素が含まれています。
①コラーゲン
よく化粧品や美容液に含まれているコラーゲンは、肌のハリやツヤを保つ作用があるタンパク質の仲間で、手羽元にも、そのコラーゲンが多く含まれています。また、骨と骨をつなぐ関節の動きを良くしたり、血管を柔軟にし、動脈硬化の予防にも効果があります。
手羽元をスープにすると、コラーゲンは水溶性のため水分の方に溶け出してしまいます。肉の部分だけでなく、スープもしっかり飲み切ることで効率よくコラーゲンを補給することができます。
②ビタミンK
ビタミンKはあまり聞き馴染みがありませんが、骨の形成や血液凝固に関わる大切なビタミンで、手羽元に豊富に含まれています。カルシウムが骨に定着するのを助けるため、健康でしっかりとした骨を作るのには欠かせません。不足すると、骨粗鬆症になる可能性もあるので要注意です。
その他にも、ケガをした際に、血液を凝固する役割もビタミンKが担っています。血管の中で血液を凝固させるのではなく、皮膚からの出血を固める作用があります。(※2)