スパイス豊富な「チャイ」の効能は?健康・ダイエット効果あり?飲み過ぎの注意点も紹介!
【管理栄養士監修】チャイの効能・効果を知っていますか?体にどんな影響があるのでしょうか。今回は、チャイや含まれるスパイス類の効能・効果に加え、<寝れない・太る>など飲み過ぎた時のデメリットも紹介します。チャイの美味しい作り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
⑦疲労回復
チャイはミルクティーがベースのため、コーヒーほどではないですがカフェインが含まれています。カフェインには疲労回復の効果もあるため、チャイは疲れている時にもおすすめの飲み物です。ほかにも、チャイに使うスパイスのクミンにも疲労回復の効能があるため、疲れを癒したい時にはクミンを多めに入れてみても良いでしょう。(※4)
チャイの飲み過ぎは体に悪い?デメリットは?
インドでは日常的に飲まれているチャイですが、飲み過ぎによるデメリットも考えられます。チャイの適量は1杯150mlとして2杯~3杯といわれており、それ以上飲み過ぎると健康面でのリスクが生じるようです。ここではチャイの飲み過ぎによるデメリットを紹介します。
①寝れない可能性がある
チャイのベースは紅茶を使用したミルクティーなので、当然カフェインが含まれています。ストレートの紅茶やコーヒーよりもカフェインの含有量は少ないとされていますが、寝る前に飲み過ぎると寝れなくなる可能性もあるため、注意が必要です。どうしても飲みたい場合でも、寝る直前は避けるようにしましょう。(※5)
②尿路結石・腎結石のリスクが高まる
紅茶の茶葉にはシュウ酸が含まれており、体内でシュウ酸カルシウムに変化することで尿路結石や腎結石のリスクが高まります。どちらも体内に石ができる病気で、特に尿路結石は動くと激痛が走るため救急搬送される方もいるほどです。シュウ酸は茶葉だけでなくほうれん草などにも含まれているため、1日の摂取量には気を付けましょう。
平島さゆり
管理栄養士
1日600〜800mgが目安のシュウ酸。チャイを飲む時の組み合わせで、ほうれん草、筍、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、未熟なバナナ、ピーナッツ、アーモンド・チョコレート・ココアなどシュウ酸の多い食品を控えると安心です♪
③砂糖のカロリーで太る
100mlあたり | カロリー | 糖質 |
チャイ | 37kcal | 3g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています
チャイは砂糖のカロリーで太ることにも注意が必要です。スパイスや紅茶にカロリーや糖質はほとんどないですが、砂糖を加えることでカロリー・糖質ともに格段に増えます。ダイエット中には砂糖をカロリーゼロの人工甘味料に変えたり、牛乳を豆乳に変えたりすることでカロリーと糖質をカットすることができます。
平島さゆり
管理栄養士
動物性食品の過剰摂取とも言われる結石。低脂肪牛乳やスキムミルクなどに変えられても♪ また、WHO=世界保健機関は、人工甘味料「アスパルテーム」の発がん性の見解を示しています。摂り過ぎにご注意くださいね♪
④妊娠中・授乳中は飲むのを避けた方が良い
リラックス効果があり、胃腸の調子も整えてくれるため妊娠中や授乳中にチャイを飲みたいと思う方もいるかもしれません。しかし、チャイにはカフェインが含まれているため飲むのは基本的には避けた方が良いでしょう。どうしても飲みたい場合は少量に留めておくか、カフェインの含まれていないデカフェの茶葉を使用するのがおすすめです。
平島さゆり
管理栄養士
チャイに必須のシナモンには血管収縮作用があり、妊娠中の方は控えて頂きたいのですが、シナモン抜きでスパイスをブレンドされるといいですね♪
チャイの美味しい作り方は?
市販のチャイやチャイティーラテを購入するのも良いですが、スパイスさえあれば自宅でも美味しいチャイが作れます。ここではチャイの美味しい作り方を紹介します。