スパイス豊富な「チャイ」の効能は?健康・ダイエット効果あり?飲み過ぎの注意点も紹介!
【管理栄養士監修】チャイの効能・効果を知っていますか?体にどんな影響があるのでしょうか。今回は、チャイや含まれるスパイス類の効能・効果に加え、<寝れない・太る>など飲み過ぎた時のデメリットも紹介します。チャイの美味しい作り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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チャイって飲むと効果あるの…?
インド発祥のチャイは、スパイスの味と香りが引き立つミルクティーのような飲み物です。チャイには茶葉と牛乳の他、様々なスパイスが含まれていますが、チャイを飲むことでどんな効能を体にもたらしてくれるのでしょうか。今回はチャイを飲むことで得られる効能や、スパイスによる効果について紹介します。
(*チャイとはどんな飲み物かについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
チャイに期待できる効能・効果は?
香辛料やスパイスで有名なインド発祥のチャイには、以下のようなスパイスが含まれています。
・シナモン
・カルダモン
・クローブ
・クミン
チャイ作りにはスパイスは欠かせない材料で、なかでもシナモンは必ず必要なスパイスです。スパイスの他にはしょうがや、甘みをプラスするために砂糖も加えます。様々なスパイスが含まれているチャイですが、ここからはチャイに期待できる様々な効能・効果を紹介します。
①殺菌効果
チャイに使用されるスパイスの代表的な存在でもあるクローブには、強い殺菌効果があるといわれています。体を温める作用があり、寒い季節に流行するインフルエンザやノロウイルスといったウイルス性の感染症対策に効果的です。また、飲み物として飲むことで殺菌効果によって口臭を予防できるほか、風邪予防にも効果が期待できます。
②便秘の解消
シナモンの香りには胃腸の働きを改善する効果があり、カルダモンにも胃腸の機能を高める効果があるため便秘の解消に効果が期待できます。カレーを食べると便通が良くなる方がいますが、これはスパイスや香辛料によるものと考えられており、スパイスが含まれているチャイでも便秘の解消に効果があるでしょう。
③リラックス・精神安定を補助する
シナモンには神経を鎮める作用があるほか、クミンの香りにもリラックス効果があります。チャイのベースとなる温めた牛乳にもリラックス効果や精神安定の効果が期待できるため、チャイは一息つきたい時におすすめの飲み物です。ただし、リラックス効果が得られる一方でカフェインが含まれているため、寝る前に大量に飲むのはおすすめしません。
④冷え性・下痢の改善
チャイに使われるクローブには体を温める効能があり、さらにシナモンにも血流を良くして体の冷えを解消してくれる効果があります。特にシナモンは、胃腸の冷えからくる下痢の改善にも効果的です。暑い季節にはチャイを冷たくして飲むこともありますが、冷え性の改善には温かいチャイを飲む方が良いでしょう。
⑤体の老化を防止してくれる
チャイに使用する茶葉は、セイロンやアッサムといったミルクティーに合う茶葉を使用することが一般的です。茶葉には紅茶フラボノイドというポリフェノールの一種が含まれており、抗酸化作用があります。抗酸化作用は体の細胞の老化の原因になる活性酸素の働きを抑える作用のことで、この働きからチャイにはアンチエイジング効果が期待できます。
ほかにも、紅茶フラボノイドは美肌効果や生活習慣病の予防効果も期待できるため、チャイは老化防止や健康維持に役立つ飲み物です。(※1、2、3)
⑥脂肪の燃焼効果
多くのスパイスや香辛料には体の脂肪を燃焼させる効果がありますが、チャイに使われるシナモンも脂肪の燃焼効果のあるスパイスです。また、カルダモンには発汗作用があり体の代謝を良くしてくれる効果があります。チャイは砂糖を含んでいるため多量に飲むと太る原因になりますが、適量であればダイエット中の飲み物としても良いでしょう。