牛すじは低カロリー・高タンパク質でダイエット効果あり!栄養価やヘルシーな食べ方も紹介!
【管理栄養士監修】牛すじのカロリー・糖質やタンパク質の量を知っていますか?今回は牛すじ(100g・おでん串1本)のカロリー・糖質量を他の部位と比較しながら紹介します。牛すじの栄養価やダイエット効果にくわえ、よりヘルシーな食べ方も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
血液を凝固させ止血をするために必要なビタミンKも多く含まれています。ビタミンKは血管の石炭化の予防効果を持つ成分です。血液の石炭化を抑えることで、動脈硬化や心臓病の予防につながります。
骨を丈夫にする効果もあり骨のコラーゲン生産を促進し、骨を改善します。さらに、骨からカルシウムが流出するのを制御し骨折のしにくい骨をつくります。(※3)
牛すじの栄養が効率的に摂れる食べ方は?
牛すじの栄養を効果的に摂るにはどのような食べ方がよいのでしょうか。
スープ・カレーなど煮込み料理で食べる
牛すじは低糖質、低カロリー、高タンパクの食材ですが、生の状態はアクが多く臭みも強いため下処理が必須です。下処理の際、茹ですぎてしまうとコラーゲンも溶け出してしまいます。アクをとったゆで汁を再利用することでコラーゲンが無駄になりません。
さらに、牛すじは肉基質タンパク質という結合組織が多く含まれています。長く煮込むことで水と熱が加わり肉基質タンパク質が分解され、やわらかくうま味のある状態になります。
牛すじをよりヘルシーに食べるには?
牛すじをよりヘルシーに食べるにはどのようなことに気をつければよいのでしょうか。調理の仕方と合わせて、注意点も紹介します。
①調味料に気をつける
カロリーが低く低糖質な食材ですが、煮物などにする時は調味料に注意しましょう。味噌や砂糖を多く使う料理は高カロリー、高糖質になりがちです。調理するときに砂糖を控えめにすることや、煮物を食べる際はだし汁を飲まないなどの工夫をしましょう。
②余計な脂を下処理して取る
よりヘルシーに食べるための下処理の仕方を詳しく紹介します。
1. 牛すじを大きめに切り鍋に入れます。
2. 牛すじの上にネギの青い部分と生姜を入れ、水をひたひたに入れます。
3. 沸騰させ、浮いたアクをとり10分茹でます。
4. お湯を捨て牛すじを水で丁寧に洗います。
5. 食べやすい大きさに切り圧力鍋または普通の鍋に入れます。
6. ネギの青い部分と生姜を入れたっぷりの水、酒をひとまわり入れます。
7. 沸騰させ、圧力鍋の場合は15分圧力をかけます。普通の鍋の場合は弱火にし1時間半~2時間茹でます。
牛すじはヘルシーな食材ですが、ロースやサーロインと比べると脂肪分が多い部位です。また、血のにおいが強い部位でもあります。そのため、下処理をするときは多めのお湯でじっくり茹でましょう。茹でる際に、長ネギの青い部分と生姜を入れると臭みを消すことができ、柔らかくもなるので試してみて下さい。
牛すじのヘルシーなダイエット向きレシピ
①とろとろ牛すじ煮込み(318kcal)
寒い時期に食べたくなる牛すじ煮込みは、牛すじのトロトロの食感と牛のだしと味噌のコクがよく合う一品です。大根やにんじんなどの根菜類も一緒に食べられるため1品で栄養満点です。