マカダミアナッツの栄養と効能は?健康・美容に効果あり?レシピのおすすめも紹介!

【管理栄養士監修】マカダミアナッツに含まれる栄養素を知っていますか?どんな効果・効能があるのでしょうか?今回は、マカダミアナッツの栄養成分・効能に加え、栄養成分を効率的に摂れる食べ方や1日の摂取量も紹介します。栄養を摂れるレシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 川目ゆか
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管理栄養士/鉄ミネラルアドバイザー/DNAダイエットプランナー/腸内ケアフードアドバイザー。 介護老人保健施設・特定保健指導に従事してきました。一人一人に寄り添う健康法で遺伝子検査を用いたアドバイス・栄養講座を開講しています。また栄養と環境に興味をもち、管理栄養士の私にできることは沢山あるのかもしれないと思い、鉄ミネラルおはなし会・酵素料理教室を開講しています。たくさんの人の心と身体を大切にするお手伝いがしたいと思っています。宜しくお願い致します。

目次

  1. マカダミアナッツはどんな食材?
  2. マカダミアナッツは食用のほか美容にも使われる
  3. マカダミアナッツの栄養素と健康効果や効能は?
  4. ①オレイン酸
  5. ②パルミトレイン酸
  6. ③ビタミンB1・B2・B6
  7. ④ビタミンE
  8. ⑤食物繊維
  9. ⑥鉄分
  10. ⑦マグネシウム
  11. ⑧カリウム
  12. マカダミアナッツの栄養成分を効率よく摂れる食べ方は?
  13. ①1日に6〜7粒程度食べる
  14. ②よく噛みながらゆっくり食べる
  15. ③牛乳と一緒に食べる
  16. マカダミアナッツの栄養が摂れるレシピのおすすめ
  17. ①鶏肉とマカダミアナッツ・ピスタチオの中華炒め
  18. ②ホワイトチョコとマカダミアナッツクッキー
  19. ③豆腐のマカダミアナッツ醤油がけ
  20. マカダミアナッツは栄養豊富な食材だった

マカダミアナッツはどんな食材?

海外土産のチョコレートが有名なマカダミアナッツですが、どのような食材でしょうか。ナッツ類の中でも比較的高価で、おつまみのミックスナッツに入っていることはあまりありません。まずは基本的なマカダミアナッツのことについて説明していきます。

マカダミアナッツは食用のほか美容にも使われる

チョコレートに入れられたり、そのまま味付けされて袋詰めで販売されたりすることが多いマカダミアナッツは、オーストラリアが原産のナッツです。マカダミアナッツに含まれている油は質が良く、食用だけではなく美容にも良いとされています。マカダミアナッツオイルとしてオイルだけが販売されていることがあります。

マカダミアナッツの殻はナッツ類の中でも最も硬く、専用の道具がないと開けられません。一般的には殻付きのまま販売されていることは少ないでしょう。栽培してもアーモンドの1000分の1しか採れず、他のナッツと比べて価格が高めです。

マカダミアナッツの栄養素と健康効果や効能は?

1粒(7g)あたり 100gあたり 1日の摂取量の目安に占める割合(100g)
ビタミンB1 0.01mg 0.21mg 15%
ビタミンB2 0.01mg 0.09mg 6%
ビタミンB6 0.01mg 0.21mg 15%
ビタミンE 0.035mg 3.5mg 58%
カリウム 21mg 300mg 12%
マグネシウム 6.58mg 94mg 25%
鉄分 0.09mg 1.3mg 17%
食物繊維 0.43g 6.2g 30%

※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)

ナッツは全体を通して体に良いと言われるものが多くあります。その中でもマカダミアナッツはどのような栄養が含まれているでしょうか。美容にもよいと言われる所以とその効果やその他の効能についても見ていきましょう。

①オレイン酸

オレイン酸は不飽和脂肪酸の一種で、血行を促進して血液の流れをよくする成分であり、冷え性の改善や悪玉コレステロールを低下させる効果があります。オレイン酸が含まれているのは、比較的カロリーが高い食材です。マカダミアナッツもカロリーが高い食材ですが、固く歯ごたえがあるため、少ない量でも満足できるでしょう。(※2)

②パルミトレイン酸

パルミトレイン酸が含まれている食べ物は少なく、豊富に含まれているマカダミアナッツは希少な食材と言えるでしょう。パルミトレイン酸は冷え性や動脈硬化の改善のほか、高血圧予防の効果も得られます。パルミトレイン酸は脂肪酸の中でも、脳血管を通れる脂肪酸として脳卒中への効果も注目されています。

そのほかパルミトレイン酸には皮脂を補う効能があるため、美肌作りがしたいなら取り入れてみてください。

川目ゆか

管理栄養士

パルミトオレイン酸は他のナッツ類にはあまり含まれておらず、マカダミアナッツには100gあたり15g含有されています。他の食品と比較しても多いです。この成分は乳児の皮脂中に多く含まれますが、年齢と共に失われます。そのため、肌の保湿や保護・肌荒れ防止の美容効果も期待できます。

③ビタミンB1・B2・B6

ビタミンB1は疲労回復に効果的で豚肉などにも多く含まれており、マカダミアナッツにも微量ながら含まれています。一粒あたりの含有量は0.01mgと少ないものの、いくつかまとめて食べれば1日の摂取量のかなりの割合を占めるでしょう。ダイエットで肉類などの動物性の食品を抑えている場合は不足しやすくなるため、マカダミアナッツで摂取すると良いでしょう。

ビタミンB2やB6は、美肌効果がありニキビやアトピーなどの肌の悩みを改善する効果が期待できます。ただし、マカダミアナッツは良質とはいえ脂質が多く含まれているため、食べ過ぎには注意しましょう。(※3、4、5)

④ビタミンE

ビタミンEは強い抗酸化作用があり、活性酸素から体を守ってくれる効果があるためアンチエイジング効果があるとされています。マカダミアナッツに含まれるビタミンEの含有量は1粒あたり0.035mgと、一見するとそれほど多くないように感じます。しかし、継続的に食べればマカダミアナッツでもビタミンEを効率よく摂取できるでしょう。(※6)

⑤食物繊維

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