マカダミアナッツの栄養と効能は?健康・美容に効果あり?レシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】マカダミアナッツに含まれる栄養素を知っていますか?どんな効果・効能があるのでしょうか?今回は、マカダミアナッツの栄養成分・効能に加え、栄養成分を効率的に摂れる食べ方や1日の摂取量も紹介します。栄養を摂れるレシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
食物繊維は整腸作用があり、便秘解消の効果があることで知られています。食物繊維の種類は2つあり、水に溶けやすい水溶性食物繊維と溶けない不溶性食物繊維があります。マカダミアナッツは不溶性食物繊維が含まれており、善玉菌の餌となる食物繊維です。便秘解消の効果以外にも、血糖値を抑える効果やコレステロール値の上昇を抑える効能もあります。
マカダミアナッツ100gあたりには、1日の摂取目安の30%に相当する量の食物繊維が含まれています。マカダミアナッツを1日に100gも食べることはあまりありませんが、便秘が気になっているなら目安を守って食べてみましょう。(※7)
⑥鉄分
マカダミアナッツ1粒に含まれている鉄分は1mg以下です。それほど多く感じないかもしれませんが、鉄分自体が不足しがちな栄養であるため、貧血になりやすい女性はぜひ摂取してみてください。しかし、マカダミアナッツに含まれる鉄分は動物性の鉄分であるヘム鉄とは違い、非ヘム鉄と呼ばれるものです。
非ヘム鉄を体に効率よく吸収させるためには、ビタミンCと一緒に摂取するのがおすすめです。(※8)
⑦マグネシウム
マグネシウムはカルシウムと一緒に骨の形成を行っている栄養成分です。マカダミアナッツには1粒に7mg近いマグネシウムが含まれているため、骨粗しょう症の予防も期待できるでしょう。マカダミアナッツを15粒食べると1日に必要なマグネシウムの12%を摂取できると言われているため、おやつなどに摂り入れれば効率的にマグネシウムが補給できます。(※9)
⑧カリウム
カリウムは過剰に摂取した塩分に含まれるナトリウムを外に排出する働きがあり、高血圧や腎臓の疾患の予防に大きく役立ってくれます。マカダミアナッツは1粒にカリウムが21mgも含まれているため、手軽に摂取できる食べ物と言えます。
アルコール以外にコーヒーなどのカフェインが含まれる利尿作用が高いものをよく飲むなら、カリウム不足になりがちです。カフェインが含まれる飲み物をよく飲む人は、一緒にマカダミアナッツを食べるのが良いでしょう。(※10)
マカダミアナッツの栄養成分を効率よく摂れる食べ方は?
健康のためにマカダミアナッツを食べるなら、できるだけ効率よく栄養を摂取することが大切です。しかし、マカダミアナッツは油分も多いため、食べ過ぎには注意したいところです。ここではマカダミアナッツの栄養を健康的に効率よく摂取するためのコツを紹介していきます。
①1日に6〜7粒程度食べる
マカダミアナッツは1日に6〜7粒食べることで、抗酸化作用や生活予防習慣病の予防などの効果が実感できるとされています。美容や健康のために食べる場合、6〜7粒程度を目安に食べるようにしましょう。
マカダミアナッツはカロリーが高いため、食べ過ぎには注意が必要です。マカダミアナッツをおやつとして食べる場合は、おおよそ15粒程度が目安となります。マカダミアナッツの1日あたりの目安は30g程度で、1日の間食の目安は約200kcalと言われています。マカダミアナッツ15粒のカロリーは約216kcalであるため、1日のおやつにはちょうど良いカロリーです。
川目ゆか
管理栄養士
マカダミアナッツは脂質が8割近くと多いので、カロリーは100gあたり720Kcal・脂質は76.7gと高めです。
②よく噛みながらゆっくり食べる
マカダミアナッツに限ったことではありませんが、ナッツ類は固いためできるだけよく噛んでゆっくり食べるようにしましょう。あまり噛まずに飲み込むと消化吸収に時間がかかるうえ、栄養が効率よく体内に吸収されません。場合によっては腹痛や下痢を起こす恐れがあり、かえって体調を崩すことになるので注意してください。
③牛乳と一緒に食べる
マカダミアナッツに含まれるマグネシウムなどのミネラルは、牛乳と一緒に摂取すると効率よく体に吸収されます。マカダミアナッツはナッツ特有の苦みやクセがなく、噛むと甘みも感じられるため、牛乳との相性が良い食材です。ミキサーなどで牛乳と合わせてマカダミアミルクにして飲むのもおすすめです。
マカダミアナッツの栄養が摂れるレシピのおすすめ
マカダミアナッツはチョコレートに合わせるだけではなく、さまざまな料理に使えます。素焼きのマカダミアナッツが手に入ったら、これから紹介するレシピをぜひ試してみてください。普段の料理にも取り入れて、マカダミアナッツの栄養を効率よく摂取しましょう。