ココアのカロリー・糖質や栄養価は?ダイエット向きの飲み方なども紹介!
【管理栄養士監修】ココアのカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、〈ピュアココア・調整ココア〉などココアのカロリー・糖質量を他の飲み物と比較しながら紹介します。ココアの栄養価・効果にくわえ、ダイエット向きの飲み方も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
2000mg | 400mg以下(妊婦は200mg以下) | 500% |
テオブロミンはお茶やコーラにも含まれる物質で、リラックス効果があるカフェインに似た栄養素です。しかし、気管支拡張、利尿、興奮などの作用もあるため、摂取しすぎに注意が必要です。気管支拡張薬を常用している人や子ども、妊婦は特に注意が必要になります。
③ミネラル
ココアにはナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅などのミネラルが含まれています。
◼︎銅:効能〜各種酵素を構成する物質で、エネルギーや神経伝達部室を作り出すのに関与しています。また、活性酸素除去の効能もあります。
◼︎マグネシウム:効能〜骨や歯を作る栄養素であるとともに、エネルギーを作り出すのに必要な物質になります。また、便秘薬にも含まれる物質なので、便秘気味の人は摂取しておきたいです。
◼︎亜鉛:効能〜各種酵素を構成する物質です。亜鉛が不足すると生殖機能が落ちたり、味覚障害になります。
それぞれに、上記のような効能があり、健康維持に必要な栄養素が豊富であることがわかりますね。(※3)
ココアのダイエット向きの飲み方は?
ココアについてこれまで説明してきたように、糖質は高くありませんが、カロリーが高い飲み物です。そんなココアは、ダイエット中は飲めないと諦めている方におすすめしたい飲み方を紹介します。
①ピュアココアを選ぶ
ダイエット中でカロリーが気になるという方は、調整ココアではなく、ピュアココアでココアを作って飲みましょう。ピュアココアを使ってココアを作ると、糖分を入れることになりますが、どれだけの糖分を入れたのか目で確認することができるので、自ずと控えるようになります。
②糖分を控える
言うまでもありませんが、カロリーが気になる方は糖分は控えましょう。また、オリゴ糖やはちみつなど、腸内環境を整えてくれる物質で甘みをつけることもおすすめです。
竹本友里恵
管理栄養士
控えめに砂糖を加えたピュアココアに、スパイスを加えると風味が出て美味しくなります。特におすすめなのは、唐辛子やジンジャーパウダーなどの体を温める効果があるスパイスです。ココアは身体の末梢の血行を改善する効果があり、ホットココアは冷え性を抑制する働きがあります。スパイスを加えることで相乗効果を発揮するため、普段飲むココアに飽きたらスパイスを加えて、体をポカポカに温めましょう。
③牛乳を代替する
100gあたり | カロリー | 糖質 |
牛乳 | 67kcal | 4.8g |
牛乳(低脂肪) | 46kcal | 5.5g |
豆乳 | 46kcal | 2.9g |
糖分を控えても、ココアをココアパウダーと牛乳で作るとカロリーは高めになってしまいます。そこで、牛乳の代わりに低脂肪乳や豆乳で作ればカロリーは70%程度になります。その上、豆乳は糖質も低めなので、おすすめです。
(*ココアダイエットの効果・やり方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ココアは栄養豊富な飲み物
ココアはカロリーが高めな飲み物ですが、カカオポリフェノールなど体に良いと言われる栄養素を含む飲み物です。カフェインがコーヒーほど多くないので、体に優しく、特に冬場は体を温めてくれます。ダイエット中の方にはカロリーダウンをした飲み方も紹介したので、ぜひ試してみてください。