柿と食べ合わせの悪い食材は?蟹・牛乳は下痢になる?良い組み合わせも紹介!
【管理栄養士監修】柿と食べ合わせが悪い食材を知っていますか?今回は、<蟹・牡蠣>など柿と食べ合わせが悪い食材と<吐く・下痢>など起こりうる症状を紹介します。<牛乳>など食べ合わせの良い食材や他の合食禁の組み合わせも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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柿と食べ合わせの悪い食材は何がある?
古くからの言い伝えで食べ物の組み合わせが悪いものを合食禁と呼び、一緒に食べることで栄養の吸収率が落ちる、また体に悪影響を及ぼすとされています。体にいい栄養素を豊富に含む柿にも食べ合わせの悪いものがあります。ここでは、どのような食材が柿と食べ合わせが悪いのかについて紹介するので、参考にしてください。
柿と食べ合わせの悪い食材の組み合わせを紹介
柿は様々な栄養素を豊富に含む果物ですが、一緒に食べるものによっては、栄養素の吸収を阻害したり、胃腸に負担がかかってしまうこともあるようです。ここでは、柿と食べ合わせの悪い食材の組み合わせを紹介します。
①柿と蟹
柿と蟹は古くから食べ合わせが悪い食べ物として有名です。その理由は薬膳の考えによるものです。栄養素の観点から柿と蟹の食べ合わせを見ると下記のものが影響しています。
・食物繊維
柿には100gあたり1.6gの食物繊維が含まれており、腸内環境を整え便通を良くする働きがあります。また、食物繊維は血糖値を上げにくくする効能もあり、肥満や糖尿病の予防にも効果的です。
しかし食物繊維が豊富なものは消化が悪い側面もあり、柿も蟹も体を冷やす食材であることから、胃腸の働きが落ちて大きな負担になります。そのような状態で、消化の悪いものを食べると消化不良となり、下痢になる場合もあります。(※1、2)
②柿と海苔
柿と海苔もまた、食べ合わせの悪い組み合わせの食材と言われています。柿と海苔に含まれる栄養素の中で、問題とされる栄養素は下記のものです。
・タンニン
・カルシウム
海苔には骨や歯になるカルシウムが含まれますが、柿に含まれるタンニンは、このカルシウムが体内に吸収されるのを阻害する成分になります。不足しがちなカルシウムを効果的に摂取するためには、柿と海苔を同時に食べない方が良いでしょう。(※3、4)
③柿と蕎麦
柿と蕎麦の食べ合わせが悪い理由は蟹の場合と同じ理由となる、下記の栄養素が影響しています。
・食物繊維
柿には食物繊維が豊富に含まれ、蕎麦は消化があまりいい食品ではありません。また柿も蕎麦も体を冷やす食材で、これらを一緒に食べることで、体がより冷えて血流が悪くなります。その結果、胃腸の働きが落ちて、消化の悪いものは消化しきれずに下痢になる場合もあります。
④柿とさつまいも
柿とさつまいもの食べ合わせが悪い理由は2つあり、下記の栄養素が影響しています。
・食物繊維
・タンニン
さつまいももまた食物繊維が豊富な食べ物で、消化するためには食後1時間ほどかかるとされています。柿は体を冷やす食材のため、胃腸の働きには悪影響です。そのため、消化が遅いさつまいもと柿を一緒に食べると、より胃腸に負担がかかり消化不良が起こります。
またさつまいもは胃酸の分泌を促す効能があり、これに柿に含まれるタンニンが合わさると、結石になりやすくなると言われています。