ズッキーニの生食は毒の危険あり?安全で美味しい食べ方やあく抜きなど紹介!
ズッキーニは生食できるのか知っていますか?実は毒性による食中毒の可能性があるので注意が必要です。今回は、ズッキーニの生食する際の毒性による<腹痛>などの食中毒症状や、毒を避けて安全に食べる方法を紹介します。ズッキーニを生食する際のアク抜き方法や、<サラダ・ピクルス>などのレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ズッキーニは生食できる?毒性の危険性があるって本当?
ウリ科に属するズッキーニは加熱して調理することが多い野菜ですが、生食もできるのでしょうか。また、生のズッキーニに毒性の危険性があるのかどうかも、気になるところです。まずはじめに、ズッキーニは生で食べられるか否かについて解説します。
ズッキーニは基本的に生で食べても大丈夫だが毒性がある場合がある
基本的にズッキーニは生で食べて問題ありませんが、なかには毒性をもつものもあります。ほとんどのズッキーニには毒性はないため、生食しても体に症状が現れる可能性は低いです。しかしまれに毒性の強いものがあり、このようなズッキーニを食べると体に悪影響を及ぼす恐れがあるため、注意が必要です。
(*ズッキーニの生食について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ズッキーニの毒性とは?安全に食べるにはどうすれば良い?
ズッキーニを安全に食べるには、どのような対策をすればよいのでしょうか。ここではズッキーニの毒性の詳細や、安全に食べるための方法について解説します。
ズッキーニの「ククルビタシン」に毒性の危険がある
ズッキーニに含まれるククルビタシンと呼ばれる成分には、毒性の危険があります。ククルビタシンによる主な症状例は、以下の通りです。
・口内や唇の痺れ
・腹痛
・下痢
・吐き気や嘔吐
ズッキーニなどのウリ科の植物には、ククルビタシンが含まれています。ほとんどのズッキーニはこの成分の含有量が少なく、少量を摂取した程度であれば症状が現れることはありません。しかし一部のズッキーニにはククルビタシンが多く含まれており、このようなズッキーニを食べると上記のような食中毒に似た症状が起こる恐れがあります。
なお、妊婦がククルビタシンを摂取した場合の副作用については、明らかになっていません。生のズッキーニは妊婦でも食べられる説もありますが、不安な場合は避けた方がよいでしょう。(※1)
ズッキーニに強い苦味を感じた場合食べるのをやめよう
ズッキーニの調理中に味見をした時に強い苦味を感じたら、食べるのは控えましょう。苦味成分であるククルビタシンが多く含まれるズッキーニは、生に限らず加熱後も苦味が和らぐことはないと言われています。そのため、ズッキーニを使った料理を食卓に出す前には少量を取って味見し、極端な苦味や渋味を感じた場合は食べずに廃棄するようにしてください。
(*ズッキーニが苦い原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
毒性のあるズッキーニを避けるには新鮮なものを選ぶのがポイント
毒性をもつズッキーニを避けるためには、以下のような鮮度の良いものを選ぶことがポイントです。
・果皮の色がよく艶がある
・太さが均一
・ヘタの切り口がみずみずしい
新鮮なズッキーニは果皮に変色や傷が見られず、鮮明な色をしています。また、細すぎたり太すぎたりせず、太さが均一のものも鮮度が良い証拠です。ヘタの切り口がみずみずしいものは、果肉にも水分が多く含まれていると言われています。
ズッキーニを美味しく生食するポイントは?
ズッキーニはそのまま食べると苦いため、美味しく生食するためにも下ごしらえをすることが重要です。ここでは、ズッキーニを生で食べる際の下ごしらえ方法や、味や食感をよくして食べやすくするポイントについて紹介します。