トマトの食べ過ぎによる悪影響は?最悪死亡する?1日の適量とともに紹介!

【管理栄養士監修】トマトの食べ過ぎで最悪死亡することもあると知っていましたか?栄養豊富なので美容や健康のために積極的に食べている人も多いトマトですが、今回はトマトの食べ過ぎによる人体への害・影響について紹介します。1日の摂取適量も紹介するので参考にしてみてください。

専門家監修 |管理栄養士・栄養士 鈴木真美
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管理栄養士。一児の母。 社員食堂や学生食堂のメニュー開発等を行うほか、摂食障害を克服した経験から啓発活動を行っています。 そのなかで、心と身体が健康になる食とは、...
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管理栄養士。一児の母。 社員食堂や学生食堂のメニュー開発等を行うほか、摂食障害を克服した経験から啓発活動を行っています。 そのなかで、心と身体が健康になる食とは、単に栄養がつまった食事を摂るだけではないと気付きました。 あたたかい食卓は心と身体をつくります。人と人の心をつなぎ命をつないでいきます。そんな食卓が増えますように。お手伝いしたいと思っています。

目次

  1. トマトの食べ過ぎによる影響は?
  2. ①結石ができる
  3. ②下痢になる
  4. ③肌が黄色に変色する
  5. ④消化不良による腹痛
  6. ⑤胃酸が逆流する可能性がある
  7. トマトを食べ過ぎると太る?
  8. トマトは低カロリー・低糖質なので太らない
  9. ドレッシングなど調味料には要注意
  10. トマトを食べ過ぎると最悪死亡する?
  11. 1日に4万トン食べたら死ぬ
  12. トマトの1日の適量は?
  13. 1日の適量は2〜3個程度だが、子供は食べ過ぎに注意
  14. トマトは適量食べるようにしよう

トマトの食べ過ぎによる影響は?

赤い野菜であるトマトはリコピンやカリウム、ビタミンなど栄養価が高くて健康や美容に良いので積極的に食べている人も多いでしょう。しかし、トマトを食べ過ぎることで身体へ悪い影響もあるので詳しく説明していきます。

①結石ができる

トマトには「シュウ酸」というアクが含まれています。このシュウ酸は本来ならカルシウムと結合した後、体外へ排出されますが、過剰摂取してしまうと排出機能が追いつきません。シュウ酸が体内に溜まることで尿中のシュウ酸濃度が高まり結石の原因となります。

シュウ酸はトマト以外にもホウレン草、ブロッコリー、ナスなどの野菜やバナナ、紅茶、チョコレートにも含まれています。脂っこいものや塩分、糖分の食べ過ぎも結石の原因となるので、上記の野菜などを食べる時には特に注意しましょう。

鈴木真美

管理栄養士

以前は結石にはカルシウムが良くないとされていましたが、シュウ酸とカルシウムが結合することによって吸収するシュウ酸を減らすことができることがわかってきました。乳製品や小魚などカルシウムを含む食品を積極的に摂るようにしましょう。

②下痢になる

冷たく冷やしたトマトをたくさん食べると、腹痛や下痢を引き起こす場合があります。せっかく摂ったトマトの栄養素を排出してしまうことにもなりかねないので、お腹が弱い方や体調がすぐれない方は、常温や加熱調理したものを食べるようにしてみてください。

また、腎機能が低下している場合には、本来排出されやすいカリウムが体内に残り、「高カリウム症」になってしまいます。嘔吐・痺れ・脱力感などの症状が現れますので要注意です。(※1)

③肌が黄色に変色する

みかんなど柑橘系の果物を食べ過ぎると肌が黄色く変色することを「柑皮症(かんぴしょう)」といいます。これは、「カロテン」というみかんに含まれる成分の摂り過ぎによって起こるものですが、実はトマトにもこのカロテンが含まれています。

そのため、トマトの食べ過ぎで肌が黄色に変色する柑皮症になる可能性もあります。しかし、柑皮症は原因になっている食品を控えると徐々に肌の色は元に戻ってくるため、トマトの食べ過ぎで肌が黄色くなってきたと感じたらしばらく食べるのを控えるようにしましょう。

④消化不良による腹痛

トマトを食べ過ぎることで腹痛を起こすことがあります。トマトは水分が多いので消化に良さそうな印象ですが、実は皮は固いため消化にはあまり良くないとされています。

トマトを食べ過ぎると皮を食べる量も自然と増えてしまうため、胃で消化されにくく消化不良を起こして腹痛に繋がります。もちろん食べ過ぎなければ問題ありませんが、普段からたくさんトマトを食べるようなら湯むきをして皮を取り除いたり、加熱調理で柔らかくして消化に良い状態にして食べるようにしましょう。

⑤胃酸が逆流する可能性がある

トマトを食べすぎると、胃酸が逆流して食道の粘膜を傷つけてしまう「逆流性食道炎」になる可能性があります。日常的な不快感やそれによる寝不足などが起こるため毎日の生活に支障をきたすこともあります。

(*トマトを適量食べた場合の効果・効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

トマトの栄養素と効能は?リコピンを効率よく摂取する食べ方など紹介!

トマトを食べ過ぎると太る?

美容や健康に良いトマトを意識的に食べている人も多いですよね。トマトのカロリーや糖質はどれくらいなのか、食べ過ぎることで太ることはあるのかなど詳しく説明していきます。

トマトは低カロリー・低糖質なので太らない

トマトのカロリーは100gあたり20kcalです。トマトは1個だと100〜150gなので丸々1個食べても30kcalほどで、ミニトマトなら1個10g前後なので10個程度で同じくらいのカロリーになります。食品の中でも低カロリーなので、トマトを食べ過ぎることで摂取カロリーがオーバーすることはないでしょう。

また、糖質は100gあたり5g前後です。これは野菜の中では平均的で、食品の中では少ないほうです。トータル的にトマトは低カロリー・低糖質な食品で太らないといえます。

(*トマトのカロリー・糖質について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

トマトのカロリー・糖質量は?ダイエット向けヘルシー料理のおすすめも紹介!

ドレッシングなど調味料には要注意

トマト自体のカロリーや糖質は低いことは分かりましたが、トマトを食べるとき、みなさんはどのように食べることが多いですか?トマトスライスとして食べる場合は問題ありませんが、サラダにドレッシングをかけたり、スープや炒め物などに入れる場合、油などの調味料をプラスして調理しますよね。

リコピンなどトマトに含まれる栄養素は油と一緒に摂取すると吸収率は良くなりますが、その分カロリーは高くなります。トマトは低カロリーだからといって、ドレッシングなどの調味料を考えずいると太る原因になりうるので要注意です。

鈴木真美

管理栄養士

リコピンは加熱することによって吸収率が高まると言われており、脂質と一緒に摂るとさらにその効果がUPします。 脂質はトマトに含まれる脂溶性ビタミンの吸収も高めてくれます。 油で炒めるだけでなく、トマトスープにオイルをたらす、ベーコンやチーズと組み合わせるなどいろいろと工夫してみて下さいね。

トマトを食べ過ぎると最悪死亡する?

トマトの食べ過ぎることで、最悪死亡することがあるというのを知っていますか?なぜそのようなことをいわれているのか、何が原因なのかを詳しく説明します。

1日に4万トン食べたら死ぬ

トマトには、「トマチン」という成分が含まれています。トマトのヘタや茎、赤くなっていない緑の未熟なものに多く含まれていて、赤く熟した実にも多少含まれています。トマチンは、ジャガイモの芽の毒であるソラニンと同じ天然毒素です。しかし、死亡する可能性があるのは1日に4万トン食べた場合です。

未熟な緑の実だと3.4キロなので、トマト34個分程度と少なく感じますが、それでも1日で食べる量ではなく死亡する前に下痢や腹痛など食中毒のような症状が出ることがほとんどです。トマトの食べ過ぎで死亡すると聞くと怖いですが、実際には死亡量まで食べることはできないので心配ありません。

トマトの1日の適量は?

食べ過ぎると死亡する可能性もあると聞くと怖いですが、実際にトマトを食べるときは1日にどれくらい食べれば良いのでしょうか。適量を説明していきます。

1日の適量は2〜3個程度だが、子供は食べ過ぎに注意

トマトの適量は、成人であれば、トマト普通サイズのものなら1日の適量は2〜3個で、プチトマトなら10〜15個です。子供は身体が小さいので普通サイズなら1〜2個、プチトマトなら5〜7個までが適量です。大人の半分程度と覚えておくと良いでしょう。

リコピンは1日15〜20mgが良いとされていて、トマトなら500gを2個程度となります。トマトジュースなら500mlです。トマトジュースは手軽にリコピンを摂取できますが、有塩タイプは飲み過ぎると塩分過多になることがあるので注意しましょう。

トマトは適量食べるようにしよう

美味しくて食べやすく手に入りやすいことから毎日の食卓にトマトが欠かせないという人も多いでしょう。栄養も豊富なので健康にも美容にもオススメのトマトですが、食べ過ぎで死亡まではいかなくても、身体の不調の元になりかねません。

リコピンやカリウムなど身体に良い栄養があるのも事実ですが、食べ過ぎは身体に悪い影響を与えることがあるので自分の身体と相談しながら適量を食べるようにしてくださいね。

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