キウイの食べ過ぎはNG?下痢・太る原因に?1日何個までが適量かも紹介!
【管理栄養士監修】キウイを食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?今回は、キウイの食べ過ぎによる〈下痢・腹痛・舌の痺れ〉 など悪影響の例を原因や対処法とともに紹介します。キウイの食べ過ぎにならない量は1日何個までかや、適量食べた時の効果・効能も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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キウイの食べ過ぎに注意?毎日食べたらどうなる?
ビタミンや食物繊維が豊富なキウイは、そのまま食べるほか、ヨーグルトのトッピングやスムージーの材料に使うなど様々な食べ方ができる果物です。キウイを食べ過ぎたり、毎日食べ続けたりするとどうなるのでしょうか。(※1)
キウイを食べ過ぎるとどうなる?太る?
果物は果糖が多く含まれているため食べ過ぎると太るイメージがありますが、キウイの場合はどうなのでしょうか。ここでは、キウイを食べ過ぎた場合に起こりうる体調の変化や、太る可能性について解説します。
①下痢・腹痛
キウイを食べ過ぎることによって、下痢や腹痛の原因となる場合があります。キウイに豊富に含まれている水溶性食物繊維は、水分を取り込んで便を柔らかくする作用がある栄養素です。適量を摂取する分には優れた健康効果を発揮しますが、過剰に摂取すると便が柔らかくなりすぎて下痢や腹痛を引き起こす恐れがあります。
特に胃腸が弱い人や快便の人が食べ過ぎるとこのような症状を発症しやすいため、注意が必要です。
②口の中・舌がピリピリする
キウイを食べた時に、舌や口の中がピリピリとした刺激を感じることがあります。その原因は、キウイを食べることで起こるアレルギー反応のほか、キウイに含まれるアクチニジンやシュウ酸カルシウムなどが関係していると言われています。
タンパク質の分解酵素であるアクチニジンには、舌を保護する役割をもつ唾液を分解する作用があるため、舌の痛みを引き起こすのが特徴です。また、シュウ酸カルシウムは、舌にピリピリとした感覚を起こす作用があります。ただし、唾液の量には個人差があるため、キウイを少量食べるだけでも痛みを感じる人もいるようです。(※2)
伊達友美
管理栄養士
パイナップルに含まれるタンパク質分解酵素のブロメラインも少量含まれています。
キウイの食べ過ぎだけで太るのは考えにくい
100gあたり | カロリー | 糖質 |
キウイ | 51kcal | 10.8g |
白米 | 342kcal | 77.1g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※3、4)
上記の表の通り、キウイと白米の100gあたりのカロリーと糖質の量には大きな差があり、キウイのカロリーや糖質は白米の1/7から1/6程度しかありません。キウイ自体のカロリーや糖質は高くないため、キウイの食べ過ぎだけで太ることは考えにくいでしょう。(※5)
キウイの食べ過ぎにならない量は1日何個まで?5個はNG?
キウイは、1日に何個までなら食べても問題ないのでしょうか。ここでは、キウイの過剰摂取となる個数や、1日あたりの摂取量の目安などを解説します。
キウイの食べ過ぎになる個数は個人差があり明確ではない
キウイの食べ過ぎになる個数には個人差があるため明確にはなっておらず、キウイを販売しているゼスプリの公式ホームページでは以下のように記載されています。
1日何個まで、という制限はございません。
ただし、キウイだけを食べ、他の食べ物が摂取できなくなった場合は、栄養が偏ってしまいます。