つくしの栄養と効能・毒性は?食べ過ぎNG?食べる地域や美味しい選び方も紹介!

つくしに含まれる栄養素を知っていますか?今回は、つくしの栄養成分と効能・効果や<毒性・発がん性>など食べ過ぎの危険性に加え、美味しい選び方や食べる地域も紹介します。栄養が取れる食べ方・レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. つくしとは?美味しい選び方や食べる地域は?
  2. つくしの旬や選び方
  3. つくしを食べる地域
  4. つくしの栄養素と効果・効能
  5. ①ビタミンE
  6. ②ビタミンC
  7. ③βカロテン
  8. ④カリウム
  9. ⑤食物繊維
  10. つくしの食べ過ぎはNG?毒性・発がん性で危険?
  11. つくしの栄養が摂れる食べ方・レシピのおすすめ
  12. ①つくしの卵とじ
  13. ②つくしの佃煮
  14. ③つくしの天ぷら
  15. ④つくしのきんぴら
  16. つくしは栄養豊富な食材

つくしとは?美味しい選び方や食べる地域は?

つくしはスギナの胞子茎をさし、全国各地の田畑や草原に自生しています。つくしの先には胞子を含んだ穂がついており、茎には袴と呼ばれるいくつかの節があるのが特徴です。ここでは、長さが5~15cmになるつくしの選び方や食べる地域などについて説明します。

つくしの旬や選び方

つくしは全国各地で採れるので、旬の時期は地域によってバラつきがあります。九州地方では3月から採れるようになり、東北以北では5月初旬以降に最盛期を迎えます。一般的なつくしの旬は、3月初旬から4月中旬です。

美味しいつくしを選ぶ時は、穂の部分がしっかり締まり、胞子を散らさないものを選ぶのがポイントです。またつくしの茎にある袴と袴の間隔が短いものは、成長途中なので新鮮で美味しいです。スーパーで購入しなくても、自生していて土から10cmほど茎が伸びているものを選んで、指でちぎりましょう。

つくしを食べる地域

つくしは全国各地に自生していますが他の山菜とは違い、食べる地域は関東以南から九州にかけてです。それらの地域では食用のつくしが流通しており、中でもつくしを食べる文化が根付いているのは九州です。北海道や東北では、つくしを食べた経験がない人が多いといわれています。

つくしの栄養素と効果・効能

カロリー33kcal
水分88.9g
タンパク質3.4g
糖質0g
脂質0.1g

※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)

上記は春が旬の茹でたつくし100gに含まれている栄養成分です。つくしはカロリーが低いだけでなく、糖質が含まれていないのでダイエット中の人にもおすすめです。それ以外にも豊富な栄養成分が含まれています。(※2)

①ビタミンE

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
3.8mg 6mg 63%

ビタミンEには抗酸化作用があることが知られていますが、その働きによって悪玉コレステロールの増殖を抑えます。動脈硬化や溶血性貧血の予防の薬効があるほか、しみやしわを防ぐアンチエイジングにも効果的です。つくしを食べるだけで、1日の必要量の大半を摂取できます。(※3)

②ビタミンC

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
15mg 100mg 15%

ビタミンCには免疫力向上や美白の効果があるだけでなく、がんの抑制やアレルギーの軽減、自律神経の安定などの効果も期待できます。ビタミンCには骨粗しょう症の予防や薄毛の改善にも役立つので、春の山菜であるつくしを味わいしっかり摂取しましょう。(※4)

③βカロテン

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
1100μg 9600μg 11%

βカロテンは摂取すると体内でビタミンAに変わり目の働きをサポートするほか、粘膜の健康や免疫機能を維持する働きを担います。またβカロテンは強い抗酸化賞をもつので、アンチエイジングや動脈硬化、がんの予防にも効果的です。βカロテンは脂溶性なので、つくしを油を使って調理するとより効率的に栄養成分を摂取できます。(※5)

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