つくしの栄養と効能・毒性は?食べ過ぎNG?食べる地域や美味しい選び方も紹介!
つくしに含まれる栄養素を知っていますか?今回は、つくしの栄養成分と効能・効果や<毒性・発がん性>など食べ過ぎの危険性に加え、美味しい選び方や食べる地域も紹介します。栄養が取れる食べ方・レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
④カリウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
340mg | 2500mg | 14% |
カリウムには体内の余分なナトリウムと結合し体外に排出する働きがあるので、むくみの解消や予防の効果があります。余分なナトリウムの排出を促すことで血圧の上昇を抑制するほか、筋肉の収縮をスムーズにしたり、エネルギーを産生したりする働きも担います。ダイエット中の人は、つくしを食べるのがおすすめです。(※6、7)
⑤食物繊維
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
6.7g | 21g | 32% |
つくしに含まれている食物繊維は、不溶性のものです。不溶性食物繊維は胃腸の中で水分を吸収し便をかさ増しするとともに、腸の蠕動運動を促すので便秘解消に効果的です。合わせて有害物質の排出を促すので、デトックス効果も期待できます。また不溶性食物繊維を食べることで満腹感を得やすくなるため、ダイエットにも役立ちます。(※8)
つくしの食べ過ぎはNG?毒性・発がん性で危険?
つくしには以下のように、危険といわれる成分が含まれています。
・パルストリン
・チアミナーゼ
パルストリンは植物に含まれる塩基性の有機化合物であるアルカロイドの一種で、天然毒素に分類されます。そのため大量のつくしを食べると吐き気や嘔吐、腹痛を起こす危険性があります。アルカロイドの中にはニコチンも含まれているため、妊婦や子供が食べ過ぎるのはおすすめできません。
チアミナーゼはビタミンB1を分解する働きをもつ酵素のため、つくしを食べ過ぎて過剰摂取になると脳や神経に影響が出るリスクがあります。日頃からアルコール摂取量が多い人は、ビタミンB1が不足しがちなので注意が必要です。(※9)
つくしの栄養が摂れる食べ方・レシピのおすすめ
つくしは他の山菜と同様に春が旬で楽しめる時期が限られているため、その美味しさを味わい栄養成分を存分に摂取するためにも色々な食べ方を覚えておくと便利です。ここではつくしの栄養成分を美味しく摂れる、おすすめのレシピを4つ紹介します。
①つくしの卵とじ
茎から袴を取り除いてアク抜きしたつくしを卵とじにすると、子供でも食べられる一品になります。つくしのほのかな苦味と卵と煮汁の甘みのある味わいは、ご飯のおかずにもお酒のおつまみにもピッタリです。
②つくしの佃煮
つくしがたくさんある時には、佃煮にすると保存期間が長くなるのでおすすめです。つくしの袴を根気よく取り除くことで、食感のよい佃煮になります。水に一晩浸してアック抜きをしてから湯がいてから、調味料を合わせて煮込むのがポイントです。