餅は消化に良い・悪い?下痢の時もOK?かかる時間や胃に優しいレシピも紹介!
餅は消化に良いのでしょうか?悪いのでしょうか?今回は、餅が消化にかかる時間に加え、下痢や胃腸炎の時も食べれるかや腹持ちが良い理由を紹介します。さらに、消化に良い食べ方やレシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
餅の消化に良い食べ方は?
餅には色々な食べ方やレシピがありますが、上手く餅の消化効率を高める食べ方はあるのでしょうか。ここでは、餅の消化に良い食べ方を2つ紹介します。
①きな粉餅にするのは避ける
きな粉餅にして餅を食べることは、消化に良い食べ方とはいえません。きな粉餅を食べる時、砂糖も一緒に摂取してしまうからです。砂糖は、角砂糖1/5個ほどの量で数分ほど胃の動きを止めることが分かっています。胃の動きが止まってしまうと食べ物の消化が滞り、胃腸の働きが悪くなってしまうのです。
なお、きな粉自体は食物繊維も豊富で、ビタミンC以外の栄養素を含む良い食品です。しかし、きな粉餅を作るためには角砂糖3〜5個以上の砂糖を含みます。餅を食べる時に消化を考慮する場合、きな粉餅は避けた方が無難です。
②大根おろしと共に食べる
大根おろしと一緒に餅を食べると、体内に消化されやすくなります。デンプンを分解して消化を補助する、アミラーゼという酵素が大根に含まれているからです。
また、大根おろしは小盛りほどの量を目安に食べるようにしましょう。大根には、胃酸の分泌を促進させるアリル化合物が含まれています。大根おろしを食べ過ぎると胃酸が過剰に分泌され、胃を痛めてしまう恐れがあるので注意してください。(※2)
餅の消化に良いレシピを紹介!
調理方法が簡単で、色々な具材と付け合わせることができる餅ですが、餅を使った消化に良いレシピは何があるのでしょうか。ここでは、餅を使った消化に良いレシピを3つ紹介します。
①おろし餅
ポン酢やめんつゆのまろやかな旨味が染みる、大根おろしを使ったレシピです。あっさりした風味を感じつつ、餅を食べたい時におすすめできます。大根に含まれる消化酵素のアミラーゼが消化を促し、体内で餅を消化しやすくなります。
②ごぼうと鶏肉の力うどん
消化に良い食べ物のうどんと、餅を組み合わせたレシピです。風味豊かなごぼうと、うどんの出汁を吸った柔らかい鶏肉の旨味を感じられます。なお、うどんと一緒に餅を食べると、固い状態のβデンプンから糊状のαデンプンに変わり、体内で餅が消化されやすくなります。
③揚げ餅のみぞれ汁
醤油と酒のコクが効いた、まろやかな味わいのレシピです。餅の他にとろみのあるあんや、大根おろしが消化を促します。ただ、なめこは消化に悪いため、気になる場合はなめこを少量にしたり、他の具材に変えたりすることをおすすめします。