ポカリスエットの飲み過ぎは危険?下痢になる?毎日飲むとどうなるかも紹介!

ポカリスエットを飲み過ぎるとどうなるか知っていますか?今回は、ポカリスエットの飲み過ぎによる〈下痢・太る・吐き気〉 など悪影響の例を原因とともに紹介します。ポカリスエットの飲み過ぎにならない1日の摂取量の目安や、適量飲んだ場合の効果・効能も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. ポカリスエットの飲み過ぎに注意?
  2. ポカリスエットを飲み過ぎるとどうなる?
  3. ①下痢・腹痛になる可能性
  4. ②吐き気につながる可能性
  5. ③虫歯になる可能性
  6. ④太る可能性
  7. ⑤高血圧の場合は塩分を摂り過ぎる可能性
  8. ⑥便秘になる可能性
  9. ⑦糖尿病になる可能性
  10. ポカリスエットの飲み過ぎにならない1日の摂取量の目安は?
  11. ①成人の場合:1日1〜2Lが目安
  12. ②子供・乳幼児の場合:年齢によって量が変わる
  13. ポカリスエットの飲み過ぎによる症状の対処法・防止策は?
  14. 症状が治らないようなら病院へ行こう
  15. ポカリスエットを適量飲んだ場合の効果・効能は?
  16. ①水分補給
  17. ②熱中症予防
  18. ③アルコール分解効果
  19. ポカリスエットは適度な量を飲もう

ポカリスエットの飲み過ぎに注意?

夏場や運動後の水分補給として有名なポカリスエットですが、実は飲み過ぎには注意が必要です。ポカリスエットを飲み過ぎると、どのようなことが起こるのかを症状別に紹介します。また、正しい摂取量や飲み方なども参考にしてください。

ポカリスエットを飲み過ぎるとどうなる?

ポカリスエットを飲み過ぎると、どのような症状が出るのでしょうか。過剰摂取により影響を及ぼす成分や注意点を詳しく説明します。

①下痢・腹痛になる可能性

夏場は冷たい飲み物で水分補給をしたいと考える人が多いですが、冷やし過ぎたポカリスエットを過剰に飲むことで下痢・腹痛を引き起こすことがあります。これは、腸が冷たいポカリスエットで強い刺激を受けることで活発になりすぎ、水分を吸収しきれなくなることが原因です。

②吐き気につながる可能性

ポカリスエットの飲み過ぎは吐き気に繋がることもあります。水分補給のために飲むイメージの強いポカリスエットですが、実はペットボトル1本500mlには30gもの砂糖が含まれています。これは角砂糖10個分程度に値する量で、1本でも成人の1日の摂取量目安25gを超えているのです。

ポカリスエットを飲み過ぎると砂糖の過剰摂取により、血液中のブドウ糖やケトン体が異常に高くなるペットボトル症候群を引き起こす恐れがあります。10〜20代に多く、大量の糖分を身体が処理しきれずに起こり、吐き気以外にも倦怠感や多尿などが見られ、重篤な場合は意識障害に陥る可能性もあるので注意が必要です。(※1、2)

③虫歯になる可能性

健康維持や体調管理のために飲むポカリスエットですが、あくまでも清涼飲料水でジュースと同じです。通常は唾液が口の中を中和して中性の状態を保ちますが、ポカリスエットに含まれるクエン酸やアミノ酸の酸により口の中が酸性に傾きます。口の中が酸性になると、歯が溶かされやすく虫歯になりやすい状態になるため注意が必要です。

運動の休憩の度に飲んだり、唾液が少なくなる就寝前に飲んだり、頻繁に飲み過ぎると口内の酸性状態が長く続いて虫歯になる可能性があります。(※3、4)

④太る可能性

ポカリスエットの過剰摂取は、太る原因にも成りかねません。上記でも説明したように、ポカリスエットにはペットボトル1本500mlには30gもの砂糖が含まれ、飲み過ぎると血糖値が急上昇し過剰にインスリンが分泌されます。

そして、消費しきれなかった糖分をインスリンが脂肪に換えて体に溜め込んでしまします。また、カロリーに着目すると1本あたり125kcalで、例えばコーラ500mlは225kcalなど他の清涼飲料水に比べると少ないですが、それでも決して低カロリーとは言えません。飲み過ぎてしまえば太る可能性は十分にあります。
(※5)

⑤高血圧の場合は塩分を摂り過ぎる可能性

実はポカリスエットには、砂糖だけでなく塩分・カルシウム・マグネシウムなど様々な栄養成分がバランス良く含まれています。水分補給として飲むため、塩分が含まれていることを意識しないかもしれませんが、ペットボトル1本500mlは0.6gの塩分を含んでいるのです。

日本人の1日の塩分摂取量の目安は男性でも7.5g以下、高血圧や腎臓病など塩分を制限する人は6g以下とされています。味噌汁1杯でも2g程度の塩分が含まれており、他の食事からも摂取することを考えると、ポカリスエット飲み過ぎると気付かないうちに塩分摂取量の目安を超える可能性があるので注意が必要です。(※6、7、8)

⑥便秘になる可能性

水分不足が原因の便秘の場合、水分補給に適したポカリスエットを飲むことで改善されると考えがちですが、実は違います。ポカリスエットに含まれる砂糖には、糖反射という状態を引き起こす可能性があります。糖反射とは、砂糖を摂取することで身体が癒されリラックス状態になることです。

内臓も同じようにリラックスしてしまうことで腸のぜん動運動が弱まり、ポカリスエットを飲むことでより便秘がひどくなってしまうことがあるので注意しましょう。

⑦糖尿病になる可能性

ポカリスエットには砂糖が多く含まれているため、飲み過ぎは糖尿病を引き起こす可能性もあります。ポカリスエットを適量飲んだだけで、すぐに糖尿病になるということはありません。

しかし、ポカリスエットなどの清涼飲料水に含まれる糖分は、体内で血糖値を急激に上昇させる特徴があります。血糖値の大きな変動が続く状況は、2型糖尿病になるリスクが高まるため過剰摂取には注意しましょう。(※9)

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