パイナップルを毎日食べると体に悪い?デメリットは?正しい食べ方や効果など解説!
パイナップルを毎日食べると体に悪いと言われることがありますが、本当でしょうか?食べてはいけないのでしょうか?今回は、パイナップルの<美容効果・便秘解消>などのメリットや<太る・舌が痛くなる・腹痛>などのデメリットに加え、1日の摂取量の目安・効果的な食べるタイミングを紹介します。そもそも果物が体に悪いと言われている理由も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
①便秘予防
パイナップルに含まれるブロメラインと食物繊維は、便秘予防に効果的な栄養素です。ブロメラインには、腸内の悪玉菌を分解して腸内環境を改善する働きがあります。また、パイナップルに豊富に含まれる不溶性食物繊維は、腸内で便の量を増加させて腸を刺激することで、排便をサポートするのに役立ちます。
ブロメラインは生のパイナップルにしか含まれていないため、便秘解消を目的として食べるならシロップ漬けの缶詰よりも生のものを食べるのがおすすめです。(※7)
②肌などへの美容効果
パイナップルを食べると、肌などへの美容効果も見込めます。便秘になると腸内に多くの腐敗物質が発生し、血管を通して肌へ運ばれることで肌が荒れる原因に繋がります。パイナップルに含有されるブロメラインと食物繊維を摂取して便秘が解消されると、肌のトラブルが解消されて美肌へと近づけるでしょう。
また、パイナップルに含まれるビタミンCは肌のシミやシワができるのを防ぎ、セラミドは肌の潤いを保つ作用があります。パイナップルを食べるとこれらの成分の相乗効果によって、高い美容効果が期待できます。(※8)
③高血圧予防
パイナップルは、高血圧の予防にも効果的な果物です。パイナップルに含有されるカリウムには、体の余分な塩分を体外へ排出して血圧を低下させる働きがあるため、高血圧を防ぐことができます。
高血圧は心筋梗塞や狭心症のほか、脳梗塞・脳出血などの様々な合併症を引き起こす恐れがあります。血圧が気になる人は、健康のために毎日パイナップルを継続して食べるとよいでしょう。(※9)
④疲労回復
パイナップルに含まれているビタミンCやクエン酸、ビタミンB1などの栄養素には、疲労回復効果があります。ビタミンCやクエン酸は、抗酸化作用によって疲労の原因となる活性酸素の働きを抑制するのに役立ちます。ビタミンB1はエネルギーの代謝を向上させて疲労感を和らげる作用があり、特に体を動かした後の疲労回復に効果的な栄養素です。
また、パイナップルの糖質に含まれる果糖やブドウ糖は、体内で分解されると疲労回復効果を発揮することが明らかになっています。(※10、11、12)
(*パイナップルの効果や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
そもそも果物が体に悪いと言われていることも?
パイナップルなどの果物に含まれる果糖が体に悪いといった説があるようですが、これは本当なのでしょうか。ここでは、果物が体に悪いと言われる理由について解説します。
果物が体に悪いと言われている理由は「果糖」にある
パイナップルなどの果物が体に悪いと言われる理由は、果物に含まれる果糖が原因です。果糖を摂り過ぎると、体に以下のような症状が現れることがあります。
・中性脂肪が増える
・悪玉菌を成長させる
・痛風の原因に繋がる
果糖は体に吸収されやすい性質があり、摂り過ぎると中性脂肪が増加して血糖値も上昇し、肥満の原因となります。また、果糖は摂取しても他の糖類ほど満足感が得にくいため、過剰に摂取しやすい点もデメリットのひとつです。
また、果糖の働きによって悪玉菌が成長すると、腸内環境が悪化するうえに尿酸が合成されて痛風の原因にも繋がります。さらに、果糖は消化管の病原菌の餌となり、小腸内細菌過剰繁殖と呼ばれる病気のリスクを高めるデメリットもあります。
ただし、パイナップルなどに含まれる果物は食べ過ぎなければ上記のような症状は起こりにくいため、果物を食べる時は1日に200g以内に留めるように心がけてください。(※13)
パイナップルを適量食べて健康になろう
パイナップルは、甘味と酸味のある味わいが美味しい人気の果物です。パイナップルは体に悪いといった説がありますが、食べ過ぎなければ様々な健康効果が期待できます。パイナップルの適量を意識しながら食べて、健康的な体を目指しましょう。