砂肝は体に悪い?食べ過ぎるデメリットは?1日の適量など紹介!
砂肝は体に悪いと言われますが本当でしょうか?今回は、<プリン体・コレステロール>を多く含む砂肝の食べ過ぎるデメリットや、1日の適量を毎日食べてもいいのかとともに紹介します。砂肝の適量食べた際の効能や、ダイエットにおすすめなレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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砂肝は体に悪いって本当?
砂肝は焼き鳥などでも人気の部位ですが、食べると体に悪いといった噂もあるようです。ここでは砂肝が体に悪いのかどうか、その実態について解説します。
砂肝は食べ過ぎなければ体に悪いわけではない
砂肝は栄養が豊富な部位で、食べ過ぎない限りは体に悪い影響を及ぼすことはありません。砂肝は栄養も豊富で、食べ方にさえ気をつければ健康増進にも役立ちます。ただし、砂肝に限らずどのような健康に良い食べ物でも食べ過ぎれば健康を害する恐れがあるので、食べ過ぎには注意しながら上手に日々の食事に取り入れましょう。
砂肝の食べ過ぎによるデメリットは?
砂肝は食べ過ぎなければ健康増進にも役立ちますが、食べ過ぎによるデメリットとしてはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは砂肝の食べ過ぎによるデメリットについて詳しく解説します。
①プリン体の過剰摂取
砂肝(100g) | 1日の適量に占める割合 | |
プリン体 | 142.9mg | 36% |
コレステロール | 200mg | - |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。
※1日の摂取量は成人男性の目安です。
上の表にもある通り、砂肝に含まれるプリン体は100gあたり142.9mgと数ある食品の中でも比較的多く、過剰摂取によって以下のような健康への影響を及ぼす可能性があります。(※1)
・高尿酸血症の原因になる
・痛風の原因になる
プリン体は通常であれば肝臓で代謝されて尿酸へと変化し、腎臓や腸管を経由して体の外へと随時排出されています。しかし、プリン体の摂取量が多くなり過ぎると代謝が間に合わず、血液中に尿酸が増えてしまって高尿酸血症や痛風を起こすことがあるので注意が必要です。
高尿酸血症になってしまった場合、さらに高脂血症や高血圧・尿路結石・腎障害を引き起こす誘因にもなり、重症化してしまう可能性もあります。また、痛風になると関節に尿酸が結晶化して溜まり、歩くことができなくなるほどの激痛を引き起こします。
このようにプリン体の過剰摂取が原因の高尿酸血症や痛風は、日常生活に大きな支障をきたす恐れがあるので、砂肝の食べ過ぎには十分に気を付けましょう。(※2)
②コレステロールの過剰摂取
砂肝にはコレステロールも多く含まれているのもデメリットの1つで、コレステロールの過剰摂取による影響としては以下が挙げられます。
・動脈硬化
・脂質異常症
コレステロールは食事から摂取しても血液中のコレステロール値に直接反映されるわけではないため、1日の摂取量に関しては目安は定められていません。ただし、成人男性の1日当たりのコレステロール摂取量の平均は400mg以下となっていることから、砂肝は200g食べただけで1日分以上のコレステロールを摂取することになります。
食事からのコレステロールはコレステロール値に直接影響しないものの、元々コレステロール値が高い場合にはコレステロール値をさらに上げやすくしてしまうので注意が必要です。血中のコレステロールが増えすぎると血管の壁にコレステロールが付着して酸化し、血管が狭くなってしまいます。
その結果、血管が詰まって切れやすくなる動脈硬化の状態になり、心筋梗塞や脳梗塞などの誘因にもなってしまうのです。最悪の場合には命にかかわる事態になってしまうので、砂肝を食べる際もコレステロール量の多さに配慮して適量を楽しむことをおすすめします。(※3)
③胃に負担がかかる
砂肝は筋肉が豊富な部位である分、しっかりと噛んで食べないと消化が悪いため、胃に負担がかかってしまいます。特に胃の調子が悪い時などに噛まずに食べてしまうと、腹痛の原因になってしまう場合もあるでしょう。よく噛んで食べることで消化吸収されやすくなり、健康への効果も期待できるので、1口当たり30回以上は噛むことを意識しましょう。(※4)