抹茶の飲み過ぎは体に悪い?デメリット・副作用や1日何杯が適量か紹介!
抹茶を飲み過ぎるとどうなるか知っていますか?健康・体に悪いイメージはありませんが、飲み過ぎによる副作用やデメリットが気になりますよね。今回は、抹茶の飲み過ぎが体に悪いと言われる理由を〈下痢〉など副作用・デメリットとともに紹介します。抹茶の飲み過ぎにならないのは一日に何杯までかや、適量飲んだ場合のすごいメリットや効果・効能も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- 抹茶の飲み過ぎはNG?体に悪い?
- 抹茶を飲み過ぎが体に悪い理由は?どんなデメリット・副作用がある?
- ①カフェインの中毒・依存症
- ②下痢や腹痛
- ③シュウ酸による尿路結石や腎不全
- ④タンニンによる貧血
- ⑤流産など出産時のリスク
- ⑥残留農薬の恐れ
- 抹茶の飲み過ぎにならないのは一日何杯?効果的な飲み方やタイミングは?
- 抹茶の1日の摂取量は3〜4杯
- 朝や運動前のタイミングに飲むのがベスト
- 抹茶を適量飲んだ場合の効果・効能は?すごいメリットもある?
- ①便秘改善
- ②脂肪燃焼
- ③美容効果
- ④虫歯・口臭予防
- ⑤集中力の向上
- ⑥リラックス・安眠効果
- ⑦抗アレルギー・ウイルス効果
- ⑧認知症の予防効果
- 抹茶のカフェインが気になる人におすすめな市販商品を紹介!
- ①丸久小山園 低カフェイン抹茶(864円)
- ②DNJ 抹茶入り桑の葉茶(540円)
- 抹茶の飲み過ぎには気をつけよう
抹茶の飲み過ぎはNG?体に悪い?
抹茶はほろ苦い風味が美味しく、日本人にとっては馴染み深いお茶です。香りが良くデザートの味付けにもよく使われており、日本のお土産としても人気があります。抹茶は一般的な日本茶とは違って立てる必要があるため、大量に飲む機会は少ないですが、飲み過ぎると体に悪い副作用があるのでしょうか。
抹茶を飲み過ぎが体に悪い理由は?どんなデメリット・副作用がある?
抹茶は香りが良く人気のあるお茶ですが、飲み過ぎるとどのようなデメリットがあるのでしょうか。ここでは、抹茶を飲み過ぎたときのデメリットを詳しく紹介します。
①カフェインの中毒・依存症
抹茶にはカフェインと呼ばれる成分が多く含まれているため、飲み過ぎると以下のようなカフェイン中毒やカフェイン依存症などを発症することがあります。
・気持ち悪い
・吐き気や胃痛
・激しい動悸
・不眠
・不安感の増大
・手足のしびれ
抹茶のカフェインの含有量は1杯当たり64mg程度で、これはコーヒー1杯分と同じくらいの量です。そのため、コーヒーと同じように抹茶を飲み過ぎると、カフェインの影響で様々な症状が現れることがあります。また、カフェインは胃液の分泌を促す作用があるため、摂取し過ぎると胃酸や胃液が過剰に分泌されて気持ち悪さを感じることがあるので、注意が必要です。
カフェインは胃腸に負担をかけやすいことから胃に悪い成分だと言われており、摂り過ぎると胃腸内が荒れて胃痛や吐き気などを引き起こす場合もあります。また、自律神経を刺激することで、心拍数が上がるほか不眠などの症状が出ることも多いです。さらに、カフェインが脳を刺激して不安を感じやすくなり、手足のしびれやパニック発作なども起こりやすくなります。
依存症になった場合、カフェインを摂らないと不安やイライラが募りやすくなるなどといった、精神面での悪影響を及ぼす恐れがあります。(※1)
②下痢や腹痛
抹茶に含まれるカフェインが胃腸を刺激すると、下痢や腹痛を引き起こす場合があります。カフェインを適量摂ると胃酸の分泌が活発になり消化が促進されますが、摂り過ぎると副作用で胃痛を起こす人も少なくありません。また、腸への刺激が強すぎて、下痢などの症状を訴える人も多いです。
これらの副作用が現れるか否かは個人差が大きく、人によっては少量の摂取でも起こる場合があります。刺激の強い食べ物でお腹を壊しやすい人は、抹茶を飲む際も注意が必要です。
③シュウ酸による尿路結石や腎不全
抹茶に含まれるシュウ酸と呼ばれる成分は、摂り過ぎると尿路結石や腎不全を引き起こす恐れがあります。シュウ酸が体内でカルシウムと結合すると尿路結石ができ、腎臓でシュウ酸が溜まると腎不全の原因に繋がります。もともと腎臓が弱い人やこれらの病気の疑いがある人は、普段から抹茶を飲む量に気を付けてください。(※2)
④タンニンによる貧血
抹茶に多く含まれる独特の渋味成分であるタンニンは、摂り過ぎると貧血の症状が起こりやすくなります。タンニンは鉄分と結合しやすい性質があり、食事に含まれる鉄分と結びついて鉄分の吸収を妨げる成分です。タンニンを含む抹茶を飲み過ぎると吸収できる鉄分量が減るため、鉄分不足を招き、貧血や疲れやすさなどの症状が現れる場合があります。(※3)
⑤流産など出産時のリスク
抹茶の飲み過ぎてカフェインを過剰に摂取すると、流産などの出産時のリスクを高めるデメリットがあります。目安となる妊婦のカフェインの1日の摂取量は、以下を参考にしてください。
・世界保健機関(WHO):コーヒーで3~4杯まで
・英国食品基準庁(FSA):200mg
・カナダ保健省 (HC):300mg
・アメリカ産科婦人科学会:200mg
妊娠中のカフェイン摂取は、低体重の胎児の出産や成人してからの健康リスクを高めると言われているため、各機関が1日のカフェイン摂取量の目安を定めています。日本では明確な基準が作られていませんが、1日あたりのカフェイン摂取量の目安を200mg前後、コーヒーの場合はマグカップで2杯までと決めている機関が多いです。
抹茶に含まれるカフェイン含有量はコーヒーと同じくらいなので、妊婦は抹茶を1日2~3杯までを目安に飲むように心がけてください。(※4)
⑥残留農薬の恐れ
抹茶の残留農薬による悪影響も、飲み過ぎによるデメリットのひとつです。栽培する際に使われる農薬が茶葉に残っていると、抹茶として摂取したときに残留農薬も一緒に摂取することになります。残留農薬は、めまいや吐き気、発熱などの症状を引き起こし、特に子供が摂取すると発達障害や白血病になるリスクが高まると言われているため注意が必要です。
厚生労働省によって各食品ごとに残留農薬の基準が設けられているため、適量であれば安心して飲めますが、飲み過ぎによって残留農薬を過剰に摂ると体に害を及ぼす恐れがあります。残留農薬の影響が気になる人は、無農薬で栽培された茶葉を使った抹茶を選ぶのがおすすめです。