水出し緑茶は危険?お湯だしとの違い・デメリットや作り方の注意点も紹介!
水出し緑茶が危険というのは本当でしょうか?今回は、水出し緑茶が危険と言われる理由や、水出し緑茶の<カフェインが少ない>などお湯だしとの違い・デメリットを紹介します。水出し緑茶を作る時は<水道水・ミネラルウォーター>どっちがいいのかなどのポイント・注意点や、水出し緑茶のおすすめ商品も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 水出し緑茶が危険って本当?嘘?
- 水出し緑茶が危険と言われる理由は?水道水が原因?
- 前提として日本の水道水はそのまま飲んでも安全
- ①水道管のサビへの不安
- ②水道水のカルキ(残留塩素)への不安
- ③加熱殺菌ができないことへの不安
- ④カテキンが抜けた茶葉は雑菌が繁殖しやすい
- 水出し緑茶を作る時の注意点・ポイントは?
- ①水道水が不安な場合はミネラルウォーターなどを使う
- ②茶葉はなるべく早く取り出す
- ③2〜3日以内に飲み切る
- 水出し緑茶のデメリットは?お湯だしとの違いは何?
- 水出し緑茶はカテキン(EGCG)・カフェインが抽出されにくい
- 水出し緑茶のメリット・効果は?
- ①ビタミンCが豊富
- ②甘味が強い
- ③免疫力が高まる
- ④カフェインは少ないとメリットも
- 水出し緑茶のおすすめ商品を紹介!
- ①国太楼 宇治抹茶入り 水出し緑茶 50P(367円)
- ②荒畑園 がぶ飲み深むしティーパック100個入(1,180円)
- ③石本川口軒 水出し緑茶 100g(1,080円)
- 水出し緑茶にそこまでの危険性はない
上述の通り水道水には独特のカルキが含まれており、独特の風味を持っています。水道水の安全性や臭いに不安を感じる場合は市販のミネラルウォーターの使用がおすすめです。ミネラルウォーターは、中に含まれるミネラル分の量によって軟水と硬水に分類されます。
硬水はミネラル分が豊富に含まれているため、カテキンやカフェインと結合し、濁りの発生や香りを損なう原因となります。ミネラルウォーターを使用する際は、アメリカ産のクリスタルガイザーなどミネラルの含有量が少ない軟水を選んで抽出しましょう。
②茶葉はなるべく早く取り出す
お茶が抽出できたら、茶葉はできるだけ早く取り出すよう心がけましょう。水出し緑茶は、お湯で抽出したお茶と比較して殺菌作用のあるカテキンが多く含まれますが、時間の経過と共に効力を失います。また、茶葉に含まれるタンパク質は腐敗の原因となるため、1日以上の放置は避けましょう。
③2〜3日以内に飲み切る
水出し緑茶は、作った日から冷蔵保存している場合でも2〜3日以内に飲み切りましょう。細菌は、お茶に含まれる成分を栄養として繁殖します。常温に晒された時間が長いほど繁殖のスピードが早まる危険があるため、保管する時間や環境に注意してください。
水出し緑茶のデメリットは?お湯だしとの違いは何?
口当たりが優しくまろやかな仕上がりになる水出し緑茶ですが、お湯による抽出との違いにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、水出し緑茶のデメリットについて、お湯だし緑茶と比較しながら以下で解説します。
水出し緑茶はカテキン(EGCG)・カフェインが抽出されにくい
緑茶に含まれるエピガロカテキンガレート(EGCG)やカフェインなどの成分は、水出し緑茶では抽出されにくいことが特徴です。エピガロカテキンガレート(EGCG)やカフェインはいずれも高い温度で抽出されるため、水出し緑茶の含有量はわずかとなります。
これらの成分は、高い抗酸化作用を持つことから健康効果に優れるため、栄養の観点でみると水出し緑茶は部分的にやや劣ります。
水出し緑茶のメリット・効果は?
水出し緑茶は、正しく淹れることで安全に美味しいお茶を楽しむことができます。それでは、水出し緑茶にはどのような効果があるのでしょうか。ここでは、緑茶を水出しすることで得られるメリットや効果について、栄養価や風味などの観点から4つの点を解説します。
①ビタミンCが豊富
水出し緑茶には、ビタミンCが豊富に含まれていることが特徴です。ビタミンCは熱によって壊れる性質があるため、水出し緑茶はビタミンを保持したまま抽出することができます。ビタミンCは風邪の予防や活性酸素を取り除く性質があるため、健康を気遣う人にもおすすめです。
②甘味が強い
緑茶を水出しすると、お湯で煮出した場合よりも甘みが増すことが特徴です。お茶に含まれるエピガロカテキンガレート(EGCG)は、栄養価が高い一方苦味や渋みの成分でもあります。この成分は熱湯によって抽出されるため、水出しによって成分の流出を抑えることができます。
また、うまみ成分の一種であるテアニンやエピガロカテキン(EGC)は熱湯と同様に抽出されるため、渋みを抑えた甘みの強いお茶が好きな人におすすめです。