くずきりのカロリー・糖質や栄養価は?ダイエット向きの食べ方を紹介!
【管理栄養士監修】くずきりのカロリー・糖質や栄養価を知っていますか?今回は、くずきりのカロリー・糖質量を〈寒天・ところてん・しらたき〉などと比較しながら紹介します。くずきりのカロリー消費に必要な運動量や、ダイエット向きの太りにくい食べ方・カロリーオフする方法も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
竹本友里恵
管理栄養士
くずきりは糖質が多く含まれており、糖質ダイエットをしている人には向かない食材です。3大栄養素の消化にかかる時間は、脂質>たんぱく質>糖質の順で短くなるので、糖質は消化の時間が最も短いです。糖質は消化が速やかで胃腸に優しいというメリットがある一方、血糖値の上昇速度が速く、消化の良さからお腹が空きやすいデメリットもあります。くずきりを食べる際は、食物繊維を多く含んだ野菜類や、3大栄養素の中でも消化がゆっくりな脂質をバランス良く摂取するようにしましょう。
くずきり(1食分)のカロリー消費に必要な運動量
運動方法 | 時間 |
ウォーキング | 51分 |
ジョギング | 30分 |
自転車 | 19分 |
ストレッチ | 61分 |
階段登り | 17分 |
掃除機かけ | 43分 |
表は、くずきり1食分(135kcal)を消費するための運動量です。ウォーキングであれば50分以上の運動量が必要ですが、自転車運動であれば20分で消費できます。少し意識するだけでも運動量は変わるので、運動が苦手な方ならTVを見ながら運動するのも良いでょう。
くずきりの栄養成分や効能は?
葛は、昔から薬としても親しまれてきました。そんな葛を原料としたくずきりに含まれる、栄養成分を紹介します。
イソフラボンが豊富
抗酸化作用があるイソフラボンは、がん予防や骨粗しょう症に効果があると言われています。また最近ではイソフラボンが含有されている化粧品があるなど、美容効果が高いとしてアンチエイジングの分野でも注目を浴びている栄養素です。イソフラボンは大豆に多く含まれることで知られていますが、同じく豆科である葛にも含まれます。(※2)
漢方薬の材料にもなっている
葛の歴史はとても古く、中国では紀元前200年も前から漢方薬として飲まれていたそうです。葛の主な効能は、以下の通りです。
・風邪の引き始めに効果がある
・肩こりの緩和
・体を温めてくれる
現代の日本でも葛を使った漢方薬、葛根湯(かっこんとう)が風邪薬としてドラッグストアなどで販売されています。体を温める効果があり、国内では葛粉をお湯で溶かした葛湯もよく飲まれています。冬場など、体を温めたい時に飲むのが良いでしょう。
くずきりのダイエット向けにカロリーオフする方法は?
くずきりは栄養価が高いので、栄養が偏りがちなダイエット中におすすめです。くずきりをカロリーオフして食べるにはどのような方法があるでしょうか?
①黒蜜など甘いトッピングを控える
くずきりは無味なため、甘いトッピングをかけることも多いでしょう。代表的なものとして、黒蜜、お汁粉、きなこ砂糖、めんつゆなどが挙げられます。
カロリー | |
黒蜜 | 80kcal |
お汁粉 | 122kcal |
きなこ砂糖 | 77kcal |
めんつゆ | 44kcal |
※くずきり1食分に対しての目安量です。
ダイエット中は、トッピングの砂糖や黒蜜の量を減らすことでカロリーオフになります。また、くずきりは糖質も少し高めのため、糖質が高い食品と合わせて食べるのは避けるようにしましょう。
②食べ過ぎない
くずきりは高カロリーな食べ物ではありませんが、食べ過ぎてしまえばその分摂取カロリーも多くなります。また、糖質もやや高めなため、ダイエット中は食べる量に注意しましょう。乾燥くずきりを使用する場合は、食べる前に量を決めて、量っておくのもオススメです。