くずきりのカロリー・糖質や栄養価は?ダイエット向きの食べ方を紹介!
【管理栄養士監修】くずきりのカロリー・糖質や栄養価を知っていますか?今回は、くずきりのカロリー・糖質量を〈寒天・ところてん・しらたき〉などと比較しながら紹介します。くずきりのカロリー消費に必要な運動量や、ダイエット向きの太りにくい食べ方・カロリーオフする方法も紹介するので、参考にしてくださいね。
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くずきりとは?何が原料?
夏の冷菓としても人気があるくずきりですが、原料を知らない方も多いでしょう。くずきりと似ているところてんや、マロニー等との違いも紹介します。
くずきりの原料は「葛」の根
くずきりは豆科に属する葛の根から作った葛粉を水で溶かして型に入れ、固めて作られます。ツルッとした滑らかさと弾力が特徴のくずきりですが、時間が経つと弾力が弱まり、色も透明から白濁色に変わります。くずきり本来の食感を味わいたいのであれば、出来たてを頂くのがおすすめです。
竹本友里恵
管理栄養士
くずきりは、京都の祇園が発祥で、関東よりも関西でよく食べられる麺状の食べ物です。関東ではどちらかというと、ところてん を食べる機会が多いかと思います。くずきりは黒蜜をかけて和菓子風に食べられることが多いですが、デザートとしてだけでなく食事にも使用され、鍋料理・サラダなどもオススメです。ちなみに、関東でところてんと言えば、醤油・酢・青海苔をかけ、カラシを混ぜて食べられます。関西地方は黒蜜をかけて食べるのが一般的で、関東と関西で様々な食文化の違いがあります。
(*くずきりについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
春雨・しらたきなどとの違い
くずきりは透明の春雨やしらたき等と間違えやすいですが、これらは使われている原材料が異なります。
・くずきりは葛の根のデンプン
・春雨は緑豆もしくはジャガイモ、さつまいものデンプン
・しらたきはこんにゃく芋
・ところてんは海藻のテングサ
・マロニーはジャガイモのデンプンとコーンスターチを混ぜたもの
見た目は似ていてもこれらは違う食材を用いた食品のため、それぞれカロリーや糖質量、また栄養素も違います。
(*しらたきや春雨について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
くずきりのカロリー・糖質量は?
くずきりと、しらたき・春雨などくずきりに似ている食材のカロリー・糖質量と比較しました。
くずきりのカロリーや糖質をしらたき・春雨などと比較
カロリー | 糖質 | |
くずきり | 135kcal | 32.5g |
しらたき | 6kcal | 0.1g |
春雨 | 80kcal | 19.1g |
マロニー | 90kcal | 21g |
寒天 | 3kcal | 0g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
※全て茹物、100gで算出しています。
上記5品と比較すると、くずきりがカロリー・糖質量ともにかなり高いことがわかりました。これは、原料である葛粉のカロリーが高く、糖質量も多いためです。
それに対し、原料がヘルシーな海藻である天草から作られる寒天は、カロリー・糖質量ともに、とても低いことがわかります。また、くずきりと同じくジャガイモなどのデンプンを使用している春雨やマロニーは、糖質量がやや高く、注意が必要です。