コーヒーのデメリットは?毎日飲むと美容・健康に悪い?メリットと比較して紹介!

コーヒーにはどのようなデメリットがあるか知ってますか?今回は、コーヒーの適量や、コーヒーの飲み過ぎ・毎日飲み続けることで起こる<健康面・美容面>でのデメリット・悪影響を紹介します。コーヒーを適量飲んだ時の効果・効能などのメリットも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. コーヒーのデメリットって何?
  2. 前提としてコーヒーは飲み過ぎないことが大切
  3. コーヒーの適量は4〜5杯まで
  4. コーヒーの【健康面】へのデメリットは?健康に悪い?
  5. ①貧血になる
  6. ②心臓への影響
  7. ③胃腸への影響
  8. ④精神への悪影響
  9. ⑤睡眠の質が悪化する
  10. ⑥妊娠中の胎児への悪影響
  11. ⑦カルシウムが吸収されにくくなる
  12. ⑧利尿作用による脱水症状
  13. コーヒーの【美容面】へのデメリットは?美容に悪い?
  14. ①肌が荒れる
  15. ②口臭が悪化する
  16. ③歯が黄ばむ
  17. コーヒーの効果・効能は?メリットもある?
  18. コーヒーは飲みすぎるとデメリットもある

コーヒーの飲み過ぎにより精神状態に以下のような悪影響が及ぶのも、デメリットといえるでしょう。

・不安感
・イライラ
・うつ病やパニック障害の悪化


コーヒーの含有成分の1つであるカフェインには、覚醒作用があります。適量のカフェインには眠気覚ましや集中力を高める効果がありますが、過剰摂取すると脳内細胞が過剰に活性化されストレスホルモンであるドーパミンのほかノルアドレナリンの分泌量が増加するのです。

ノルアドレナリンが増加すると心身が緊張状態になり、脳内神経伝達物質であるセロトニンの消費量も増えます。その結果セロトニンが不足し、精神に悪影響が及んでしまうのです。なかでも生理前の女性は心身の不調を招きやすいので、含有成分であるカフェインの量が多いコーヒーを飲み過ぎないよう気をつけましょう。

⑤睡眠の質が悪化する

コーヒーを飲み過ぎるだけでなく飲む時間帯に配慮しないと、睡眠の質が悪化するデメリットがあります。これはコーヒーの含有成分であるカフェインの覚醒作用により、交感神経が優位になることが原因です。またカフェインには利尿作用もあるので寝る前に飲むとトイレに起きることになり、熟睡しにくくなります。

さらにカフェインの摂取後の持続時間は4時間、体外に排出されるまで8時間かかるといわれています。そう考えると、コーヒーは遅くとも睡眠の4〜6時間前には飲み終わっておくことをおすすめします。

(*寝る前のコーヒーの飲み方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

夜寝る前のコーヒーの飲み方・メリットは?カフェインが寝起きを良くする?

⑥妊娠中の胎児への悪影響

妊娠中にコーヒーを飲み過ぎると流産のリスクが高まるだけでなく、胎児に悪影響が及ぶこともデメリットです。コーヒーを1日に8杯以上飲み、含有成分であるカフェインを300mg以上摂取した妊婦は死産するリスクが上がるとの報告もあるのです。

また妊娠中にコーヒーを飲むと、胎盤を通じて胎児にもカフェインが流入します。胎児は小さいのでカフェインが高濃度となるだけでなく、それを代謝する機能が出来上がっていないので直接的に影響を受けます。

胎児は20分おきに睡眠と覚醒をくり返していますが、カフェインの覚醒作用によりこのリズムが崩れてしまうのです。含有成分であるカフェインの影響により胎児の睡眠サイクルが崩れた結果、発育不全に陥る可能性が高まってしまいます。

⑦カルシウムが吸収されにくくなる

コーヒーを飲み過ぎるとカルシウムが吸収されにくくなることも、デメリットにあげられます。これはコーヒーの含有成分であるシュウ酸がカルシウムと結合する性質があり、便として体外に排出してしまうからです。

シュウ酸と呼ばれる成分がカルシウムと結合するのを避けたい場合はブラックコーヒーではなく、ミルクを加えて飲むのがおすすめです。牛乳にもカルシウムが含まれているので、コーヒーに入れた時に先に結合するので、食事に含まれている成分は体内にとどめることができます。

⑧利尿作用による脱水症状

コーヒーを飲み過ぎると含有成分であるカフェインの利用作用により、脱水症状に陥るリスクがあることもデメリットの1つと考えられています。コーヒーの含有成分であるカフェインの働きにより腎臓の血管が拡張されると、血流が促進されます。その影響により尿の生産量が増えてしまい、トイレに行く回数が増えてしまうのです。

そのためコーヒーを飲み過ぎると脱水症状につながると、危険視する声もあるようです。しかしコーヒーの含有成分であるカフェインの利尿作用が脱水症状の原因だと、科学的根拠に基づいた結論が出ているわけではありません。とはいえ気温が高く汗をかきやすい夏にアイスコーヒーを飲み過ぎると、ミネラルの排出量が増えて体調不良の原因になることはありそうです。

コーヒーの【美容面】へのデメリットは?美容に悪い?

コーヒーを過剰摂取した場合のデメリットは、健康面だけにとどまりません。実はコーヒーを飲み過ぎると、美容面でもデメリットがあることがわかっています。ここではコーヒーの過剰摂取が美容面に与える、デメリットについて説明します。

①肌が荒れる

コーヒーを飲み過ぎると肌が荒れることも、美容面でのデメリットと考えられます。これはコーヒーの含有成分であるカフェインの利用作用により、ビタミンやミネラルが排出されることと関わっているのです。

またカフェインの覚醒作用による自律神経の乱れや、睡眠リズムを崩すことによる疲労も肌に悪影響を及ぼします。自律神経が乱れると肌が正常にターンオーバーしなくなるので、荒れてしまうのです。また睡眠不足による疲労は、肌をくすませる原因にもなります。

さらにポリフェノールであるクロロゲン酸が胃を荒らしてしまい、消化不良の原因になることもあります。胃腸の調子が崩れると栄養を十分に吸収できなくなるだけでなく、代謝機能を低下させてしまうのです。それも肌荒れにつながっていくので、コーヒーを飲む量や時間帯に配慮することをおすすめします。

②口臭が悪化する

コーヒーを飲み過ぎると口臭や体臭が悪化することも、美容面のデメリットです。コーヒーを飲むと歯や舌にコーヒー豆の微粒子が付着することで、口臭が強くなります。人間の口腔内には自浄作用がありますが、コーヒー豆の微粒子がそれを阻害してしまうのです。特にインスタントコーヒーは微粒子が残りやすいので、飲んだ後は口をすすぐとよいでしょう。

またコーヒーに含まれているカフェインには覚醒作用があるので、過剰摂取すると交感神経が優位になります。その結果として男性ホルモンの分泌量が増えると、皮脂も増加してしまうのです。皮脂が酸化することで体臭が強くなるので、気になる人はコーヒーの飲み過ぎを疑ってみましょう。

③歯が黄ばむ

コーヒーを飲むとステインが付着しやすくなり、歯がきばむことも美容面におけるデメリットにあげられます。ステインとは食材に含まれているポリフェノールと、歯の表面を覆っているタンパク質の膜であるペクリルが結合してつく汚れのことです。コーヒーにはクロロゲン酸と呼ばれるポリフェノールが含まれており、それがペクリルと結合してステインとなります。

またコーヒーポリフェノールであるクロロゲン酸だけでなく、渋み成分であるタンニンも歯が黄ばむ原因の1つです。カルシウムと結合する性質を持つタンニンが歯に付着してしまうと、なかなかとれません。毎日コーヒーを飲み続けるうちに、歯に付着したタンニンにより黄ばみが進んでしまいます。

毎日コーヒーを飲むのを諦めることなく、ポリフェノールであるクロロゲン酸やタンニンの働きを阻害したいなら、飲み終わった後に軽く口をすすぐことを習慣にするとよいでしょう。

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