にんにくを食べた後に臭いおならがいっぱい出る。次の日の対策を解説!
にんにくを食べるとおならがいっぱい出る・臭いのはなぜでしょうか?今回は、にんにくを食べた後に臭いおならが増える原因や、いつまでおならが出る・止まらないのかを紹介します。にんにくを食べた次の日のための、おならの臭いを消す・抑制する対策方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
にんにくが原因のおならの臭いを抑えるためには、にんにくを一度に食べ過ぎないことが最も大切です。にんにくは体に良い働きを持ってはいますが、食べ過ぎは胃腸の不調の原因になる上に、腸内環境を悪化させて臭いおならが長期間止まらない状況を作り出してしまう可能性があります。
にんにくを食べる量は生であれば1日あたり1片、加熱したものであれば1日3片が目安と言われています。時おり食べ過ぎる分には構いませんが、毎日食べ過ぎると常におならや体臭が臭い状況を作り出してしまうので注意しましょう。
(*にんにくの食べ過ぎについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②にんにくを食べたら2〜3日は間隔を空ける
にんにくを毎日料理に使っている家庭もあるかもしれませんが、にんにくを食べたら2〜3日は間隔を空けることも大切です。特に生のにんにくを毎日食べると腸内環境が悪化し、腸内でビタミンを生成している細菌も殺菌されることで、ビタミン不足による不調を引き起こしてしまう可能性もあります。
にんにくを食べていて口内炎や皮膚炎などが起きた場合は食べ過ぎの可能性があるので、一度にんにくを食べるのを止めてみることをおすすめします。
③水分や腸内環境を整える食べ物を摂取する
にんにくを食べる際には一緒に水分を摂るほか、以下のような腸内環境を整える食べ物を摂取することも大切です。
・ヨーグルト
・納豆
・味噌
にんにくを食べた後に出る臭いの原因の1つはアリシンですが、アリシンは水溶性の性質を持つため、水分を多く取ることで体からの排出を早めることができます。また、にんにくによって腸内の善玉菌が減ってしまうことによるおならの臭いを防ぐためには、上記のような発酵食品が有効です。
発酵食品は善玉を増やす働きによって腸内環境を整えてくれるので、腸内環境の悪化によるおならの臭いを抑えてくれるでしょう。
にんにくは関係なく「おなら」を伴う疾患の可能性もあるので注意
おならがたくさん出て止まらない場合、にんにくが原因のケースがある一方でにんにくは関係なくおならが増える以下のような疾患もあるので注意が必要です。
・呑気症
・慢性胃炎
・過敏性腸症候群
・大腸がん
呑気症は無意識に大量の空気を飲み込んでしまう疾患で、飲み込んだ空気がげっぷやしゃっくりとして放出されなかった場合におならとして出てきます。特に不安感が強い人やストレスを感じやすい人がなりやすい疾患です。
一方、慢性胃炎は胃痛や吐き気・胸焼け・げっぷなどが主な症状ですが、おならも増えることがあります。何もせずに放置していると胃潰瘍に進行することもあるので注意が必要です。ほか、過敏性腸症候群は慢性的な腹痛や下痢・便秘などのほかに、おならが異常に増える場合があります。ストレスが原因で起こるとされる疾患なので、ストレスへの対処が大切です。
大腸がんになった場合にもおならが増えることがあり、これはがん細胞が増えることで腸が狭くなることが原因です。おなら以外にも血便や下血が見られたり、便が細くなったりといった異常が見られた場合は一度大腸がんを疑った方が良いでしょう。このようににんにくを食べなくてもおならは増えることがあるので、長く続く場合は疾患の可能性にも注意してください。
にんにくを食べたらおならの臭い対策をしよう
にんにくを食べた後におならが臭くなる原因や、その対策方法などを紹介しました。にんにくは体に良い食品ですが、おならや口臭・体臭の原因にもなるので食べ方には注意が必要です。食べ過ぎには注意しながら、普段の食事に上手に取り入れてみてください。