ヨーグルトはいつ食べるのが効果的？食前・食後や朝・夜のベストを目的別に解説！

健康やダイエットのために、朝ご飯やデザートにヨーグルトを食べる人は年々増えています。朝や夜の時間から、食前や食後など食べるタイミングは様々ですが、いつヨーグルトを食べるのが効果的なのでしょうか。今回は目的別に分けて、ヨーグルトを食べるのに適したタイミングと、ヨーグルトを効果的に食べる方法を紹介します。（※1）

食べるタイミングと時間帯によって、ヨーグルトは健康効果に違いが現れる食品です。ここでは食前や食後のタイミングによる効果の違いと、朝・夜などの異なる時間帯で食べる際の効果の違いが起こる理由についてそれぞれ説明します。

食後にヨーグルトを食べると、ビフィズス菌が生きたまま腸に届きやすくなります。胃の中に食べ物があると、酸性である胃酸が薄まり、胃酸の影響を乳酸菌が受けにくいからです。

なお、ヨーグルトを食前に食べた場合は、栄養素の吸収を高める効果があります。空腹では胃酸が強い酸性の状態であるため、乳酸菌が死滅しやすい環境です。しかし、消化液と一緒に栄養素が溶け込み、小腸に吸収されやすくなります。（※2）

最もヨーグルトの栄養を効率よく吸収できるのは、朝の時間帯といえます。ヨーグルトには吸収効率に優れる、乳清タンパク質とカルシウムが多く含まれているからです。また、朝ご飯にヨーグルトを取り入れると、習慣化して継続もしやすくなります。

そして夜にヨーグルトを食べると、腸内環境を整える効果が期待できます。1日で最も腸が活発になる、腸のゴールデンタイムと呼ぶ時間帯があるからです。これは起きて15〜19時間後で、朝7時に起きる場合は夜10時〜深夜2時になります。ヨーグルトを夜に食べるとゴールデンタイム時に乳酸菌が活性化し、悪玉菌の増殖の抑制にも繋がるのです。

ヨーグルトを食べる時間帯は、朝と夜はどっちがいいと一概に言えません。ただ、腸壁の細胞の修復が活発に行われる、ゴールデンタイムによる効果の違いが見られる点は知っておくと便利です。自分の求めている効果に合わせて、朝・夜で食べ分けましょう。（※3、4）

ヨーグルトは食べる時間帯によって、様々な健康効果を発揮することが近年の研究で明らかになっています。ここではヨーグルトを食べる効果的な時間帯と、その時間帯で食べることで得られる健康効果を目的別に4つ紹介します。

ダイエットや肥満防止が目的の場合、夕食前にヨーグルトを食べると効果的な理由が3つあります。夕方から夜の時間帯になると腸の働きが活発になり、乳酸菌や栄養素を効率よく吸収できるからです。さらに最も腸が活性化するゴールデンタイムの時間帯によって、腸内環境の改善が期待できるため、代謝機能が向上します。

また、空腹の状態で糖質を摂ると、糖尿病をはじめとする生活習慣病の原因になります。そこで夕食前にヨーグルトを食べることで、血糖値の上昇を抑えて食べ過ぎや脂肪を貯めにくくすることができるので、上手に取り入れてみましょう。（※5、6、7）

(＊ヨーグルトダイエットの効果について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

便秘を解消したい場合、乳酸菌が生きたまま届きやすい夕食後にヨーグルトを食べることをおすすめします。食後の胃の状態は胃酸が中性に近づいた状態になり、乳酸菌の整腸効果が高まります。乳酸菌によって善玉菌の活動が活発になり、腸の動きが活性化されて便秘の解消に効果的です。