アイスプラントは肝機能・病気予防に効果的?でもお腹に悪いって本当?
アイスプラントには肝機能改善など体に良い効果・効能があると知っていますか?今回は、アイスプラントの〈肝機能・血行〉など病気防止に良い効果・効能を栄養成分とともに紹介します。アイスプラントの〈お腹に悪い・毒性〉などデメリットや食べ方についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
アイスプラントは体にいい?病気予防にも効果あり?
アイスプラントは特有の塩味をもち、葉や茎に透き通った水滴のような粒を付けた野菜です。アイスプラントは病気の予防や肝機能の改善に効果的で、体によいといった説がありますが、本当なのでしょうか。はじめに、アイスプラントに含まれる栄養素と効能を解説します。
アイスプラントは栄養豊富な野菜
アイスプラントは栄養が豊富な野菜で、主に以下のような栄養成分が含まれています。
・ミオイノシトール
・ピニトール
・カリウム
・マグネシウム
・βカロテン
アイスプラントには、他の野菜にはあまり含まれていないミオイノシトールとピニトールが豊富に含まれているのが特徴です。これらの成分は細胞膜の構成成分となり、ミオイノシトールは情報伝達物質として機能するほか、神経の働きを調節する働きがあります。カリウムは細胞の水分量の調整役となり、体内の余分な水分を排出するミネラルの一種です。
マグネシウムは骨を健康に保つほか、タンパク質の合成やエネルギーの代謝に関わっています。βカロテンは摂取すると体の中でビタミンAに変質し、粘膜を強化してウイルスや細菌の侵入を予防する作用があります。(※1、2、3)
(*アイスプラントの栄養について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
アイスプラントの病気予防への効能は?肝機能改善にも良い?
アイスプラントには、どのような病気予防に対する効能があるのでしょうか。肝機能の改善効果もあると言われていますが、その真偽が気になるところです。ここでは、アイスプラントがもつ肝機能改善効果などの病気予防に対する効能について紹介します。
①肝機能の改善
アイスプラントに含まれる以下の成分には、肝機能の改善効果が期待されています。
・ピニトール
・ミオイノシトール
ピニトールには、アルコールから肝臓を守り肝機能を向上させる働きがあります。ミオイノシトールは抗脂肪肝ビタミンとも呼ばれる成分で、中性脂肪の吸収を抑制し、肝臓に脂肪が付くのを防いで脂肪肝の予防効果を発揮します。
脂肪肝は放置すると肝炎や肝硬変へと進行する恐れがあるため、脂肪肝の主な原因となる飲酒をしている人は積極的にアイスプラントを食べるとよいでしょう。(※4)
②血液をサラサラにする
アイスプラントは血液をサラサラにする作用があるため、以下のような病気を予防することができます。
・くも膜下出血
・脳梗塞
くも膜下出血や脳梗塞は動脈硬化の合併症でもあり、日ごろの食事習慣や運動不足などによって血液がドロドロになることが原因で発症します。アイスプラントに含まれるクエン酸は体内でアルカリ性に変質し、ドロドロの血液を弱アルカリ性に変化させてサラサラにする作用があります。
血液がサラサラになると脳内の血流が促されるため、くも膜下出血のような脳出血の予防に効果的です。また、脳内の血管が詰まることで起こる脳梗塞の予防にも繋がります。血液がサラサラになると血流が改善されて代謝が上がるため、疲労回復や冷え性の改善効果も期待できます。(※5)
逆にアイスプラントにデメリットはある?毒性やお腹を壊すって本当?
アイスプラントには毒性があり、お腹を壊すなどのデメリットがあるといった説がありますが、それは事実なのでしょうか。ここでは、アイスプラントを食べることによるデメリットや、お腹を壊す恐れがあるか否かについて解説します。
アイスプラントには土壌汚染の影響を受けやすいとの研究がある
ある研究では、アイスプラントは土壌汚染の影響を受けやすいとの結果が報告されています。アイスプラントは土壌の浄化作用が期待されている一方で、土壌に含まれる重金属などの有害物質を蓄積しやすい性質があるとも言われています。
そのため、カドニウムのような重金属が使われた土壌で栽培されているアイスプラントは、購入するのを避けたほうがよいでしょう。アイスプラントを店頭で購入する際には、清潔な環境で栽培している水耕栽培のものや、無農薬栽培のものを選ぶのがおすすめです。
ただアイスプラントでお腹を壊す心配は基本ない
基本的には、アイスプラントでお腹を壊す心配はありません。アイスプラントに含まれるリンゴ酸とクエン酸は酸味成分であるため、胃腸の弱い人が食べ過ぎるとお腹が張る、胃が重くなるなどの症状が現れることがあります。しかし、マリネやサラダなどでアイスプラントを適量食べた場合、お腹を壊すことは考えにくいでしょう。
アイスプラントは夜の時間帯にリンゴ酸を蓄積する性質があるため、特に朝に収穫したものは酸味を強く感じます。また、アイスプラントは昼間になると光合成のためにリンゴ酸を使うことから、昼間に採取したものは酸味が和らいで食べやすいと言われています。胃腸が弱い人がアイスプラントを食べる際には、昼に収穫したものを食べるのがおすすめです。