ゆずは食べ過ぎNG?副作用あり?皮ごとで1日何個までが適量か紹介!
ゆずやピール(皮)を食べ過ぎるとどうなるのか知っていますか?今回は、ゆずの<果実・ピール(皮)・ゆず茶など加工品>を食べ過ぎると起こる副作用や1日の適量について紹介します。ゆずを適量食べた時の効果・効能も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ゆず1個・100gに含まれるビタミンCの含有量は、果汁は40mg、ピール(果皮)は160mgとなっており、合計で200mgです。成人におけるビタミンCの安全な上限値は2000mgであることから、1日にゆずを皮ごと10個以上食べると食べ過ぎだと言えます。ただし、子供の上限値は成人よりも低いため、子供にゆずを与え過ぎないように注意してください。
ゆずを食べる際は1日のビタミンC摂取量が90mg程度に収まるようにしよう
成人がゆずを食べる際には、厚生労働省が定めている1日のビタミンCの摂取量である90mgに収まるように心がけてください。ゆずを皮付きのまま丸ごと食べる場合は1日に1/4個に留め、ピールのみであれば半分程度、果汁のみの場合は2個程度であれば食べても問題ありません。
ただし、肝臓や胃腸などが弱い人などは、少量のビタミンCの摂取でも消化不良を起こして下痢を発症することがあります。ゆずを食べる際には、摂取量の範囲内で自分の体質に合う量を食べるようにしましょう。
ゆずを適量食べた時の効果・効能も知っておこう
ゆずを適量食べた場合には、健康に良い様々な効果や効能が期待できます。ゆずに含まれる主な栄養素は、以下の通りです。
・食物繊維
・ビタミンC
・ヘスペリジン
・ペクチン
・カリウム
ゆずに含まれる不溶性食物繊維は便のかさを増やして腸の蠕動運動を活発化し、水溶性食物繊維は便を柔らかくする作用があるため、便秘の解消に役立ちます。ビタミンCには抗酸化作用があり、免疫力を高めるほか肌のシミやそばかすの予防効果も期待されています。
ヘスペリジンは血管を強化したり血流を促す作用をもつことから、高血圧や冷え性、むくみなどの改善効果を発揮する栄養成分です。ペクチンは善玉菌を増加させて腸内環境を整えるほか、コレステロール値や血糖値の上昇を抑制する作用があるため、ダイエット効果も見込めます。カリウムは体内の余分な塩分を排出することで、むくみの解消に一役買うでしょう。
食物繊維やビタミンCはゆずのピールに、ヘスペリジンは果皮の内側のワタや筋の部分に豊富に含まれています。そのため食物繊維の効能を得たい場合はゆずピールを、ヘスペリジンの効果を期待するなら、ゆずを丸ごと調理するゆずの砂糖漬けを食べるのがおすすめです。ペクチンは水溶性の栄養成分のため、ゆずジュースを飲むと効率よく摂取することができます。(※4、5)
(*ゆずの栄養素や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ゆずの食べ過ぎに注意しよう
ゆずにはビタミンCや食物繊維、ペクチンなどの栄養が豊富に含まれており、適量を食べれば様々な健康に良い効能が期待できます。ただし、食べ過ぎるとビタミンCや食物繊維の過剰摂取によって腹痛や下痢などの副作用が現れる恐れがあります。ゆずの健康効果を享受するためにも、適量を守って美味しく食べましょう。