アカモクとは?栄養成分や効能は?ダイエットに効果的な食べ方も解説!

アカモクとは何か知っていますか?別名ギバサと呼ばれる海藻の一種です。今回は、アカモクの〈栄養・効果&効能〉など特徴をダイエットに効果的な食べ方とともに紹介します。アカモクの食べ過ぎによる副作用やレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. アカモクとは?どんな特徴の海藻?
  2. アカモクの栄養成分や効果・効能は?食物繊維が豊富?
  3. アカモクのダイエットに効果的な食べ方は?
  4. アカモクの美味しい食べ方・レシピも紹介!
  5. アカモクは効果・効能がいっぱいある!

アカモクとは?どんな特徴の海藻?

アカモクは美容や健康に良いことから近年になって注目を浴びている食材ですが、一体どのような特徴を持つ海藻なのでしょうか。ここではアカモクの特徴やその味・食感について紹介します。

アカモクは海藻の一種

アカモクはヒバマタ目ホンダワラ科に属する海藻の一種で、国内では北海道から日本全土の浅海に分布しており、朝鮮半島や中国・ベトナム北部にまで分布しています。地域によっていくつかの別名があり、秋田県ではぎばさ、山形県ではぎんばそう、新潟県ではながもと呼ばれています。

4月~5月に最も成熟して旬を迎え、4~7mもの大きさにまで成長する成長スピードの非常に速い海藻です。東北地方では古くから食卓に並ぶなじみ深い海藻でしたが、近年はその健康や美容への効果がメディアなどでも紹介され、一気に全国にその名前が広まりました。

しかし、実はアカモクは漁場の網や漁船のスクリューに絡んでしまうことから漁師たちの間では邪魔者扱いされており、「邪魔モク」などの不名誉な呼び名もあるそうです。

アカモクの味・食感

アカモクの一番の特徴は強い粘り気で、何も加えなくても納豆やとろろのような粘り気があります。味は他の海藻と比べると癖がなく、あおさなどのような香りも特にありません。噛んでみるとめかぶのようなシャキシャキとした良い歯触りがあり、その粘りと食感の良さが癖になるとの声も多い海藻です。

また、味に癖が無いことから他の食材とも合わせやすく、その食感の良さや粘り気を活かしたさまざまな料理に活用されています。

アカモクの栄養成分や効果・効能は?食物繊維が豊富?

アカモクには、以下のような美容と健康に役立つ栄養素が含まれています。

・鉄
・亜鉛
・銅
・マンガン
・カルシウム
・食物繊維(フコイダン・アルギン酸
・ポリフェノール
・フコキサンチン
・ビタミンK

アカモクは貧血の予防に効果的な鉄を始めとしたミネラルが豊富で、そのほかにも独特な粘りの成分であるフコイダンなどを豊富に含むのが特徴です。ここからは、アカモクの健康や美容への効果・効能について、栄養成分との関係にも触れながら解説します。

①ダイエット効果

アカモクに含まれるフコキサンチンは、赤い色素成分であるカロテノイドの一種で、ワカメやヒジキなどの褐藻類だけに含まれている栄養素です。フコキサンチンには脂肪燃焼細胞を増やす働きがあり、余分な脂肪の燃焼を促すことでダイエット効果を発揮します。

このダイエット効果からアカモクはメディアのダイエット特集などで「痩せる海藻」として取り上げられたこともあり、一気に認知度が高まりました。また、内臓脂肪は皮下脂肪と違ってダイエットをしても落ちにくいですが、フコキサンチンは内臓脂肪の燃焼にも効果的なことが分かっています。

ほかにも、粘り気の成分であるフコイダンも脂肪の蓄積を防ぐ効果や糖質の吸収を緩やかにする効果を持っており、食べ過ぎなどによる肥満防止の効能が期待できます。さらにアカモクは低カロリーであるため、ダイエット中の食事には積極的に取り入れたい海藻と言えるでしょう。(※1、2、3)

②美肌・アンチエイジング効果

前述したフコキサンチンは、美肌・アンチエイジング効果も期待できる美容成分でもあります。コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンは肌の潤いを保っている美容成分ですが、一方で体内にはこれらを分解してしまう酵素があり、その働きによって肌がたるんで老化が進んでいきます。

そこでフコキサンチンを摂取すると、この酵素の働きを阻害する効果を持つため、ハリのある若々しい肌を保つ助けになるのです。さらにアカモクに含まれるフコイダンには肌の血流を良くする効能があるため、肌の代謝スピードを上げて肌の若返りを促すことでも高い美容効果を発揮すると言われています。

③糖尿病など生活習慣病の予防

アカモクに含まれる食物繊維の一種であるアルギン酸は生活習慣病の予防に高い効果を持つ栄養成分で、昆布やワカメなどの海藻類と比較してアカモクに豊富に含まれています。

生活習慣病の一種である高血圧は塩分の過剰摂取が原因の1つですが、アルギン酸は腸内で塩分と結びついて排泄を促すことで体内への塩分の吸収を抑制します。ほかにも糖質やコレステロールの吸収も同様に抑制することから、これらが原因の糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病の予防に高い効果を発揮するのです。

さらにアカモクに豊富に含まれるポリフェノールも、生活習慣病の予防に大きな効果をもたらす要因の1つです。体が酸化すると血管などが傷つくことで生活習慣病のリスクが高まりますが、ポリフェノールは強い抗酸化作用によって細胞の酸化を抑制し、血管などの若返りに効果を発揮します。(※4、5)

④花粉症など抗アレルギー効果

アカモクに含まれるフコイダンは、花粉症などのアレルギー症状を抑える効果があることも分かっています。アレルギーは免疫機能が過剰に反応することで起きますが、フコイダンには免疫の機能を正常に戻す働きがあり、それによってアレルギー反応を抑制します。

ほか、アカモクに含まれるクロロフィルc2と呼ばれる成分にも花粉症やアレルギー性鼻炎の症状を和らげる効果があるようです。フコイダンやクロロフィルc2は症状が出る前に摂取しておくとより効果的なので、花粉症に悩んでいる場合は花粉が増え始める前からアカモクを日常的に取り入れてみると良いでしょう。

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