玉ねぎで胸焼け・胃痛がする原因は?生はNG?解消法・治し方も解説!
玉ねぎで胸焼け・胃もたれする原因を知っていますか?解消する方法を知りたいですよね。今回は、玉ねぎで胸焼けや胃痛になる原因や、〈牛乳を飲む〉など治し方・対処法を紹介します。玉ねぎの胸焼けを防ぐ調理のコツや食べ方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
玉ねぎを食べて胸焼け・胃もたれした…原因は?
玉ねぎは健康効果が期待できる野菜のひとつで、加熱する料理だけでなくサラダにして生で食べることもできます。玉ねぎを食べると具合が悪くなる・気持ち悪いなど感じるのは何が原因なのでしょうか。ここからは、玉ねぎを食べて感じる胸焼け・胃もたれの原因を玉ねぎに含まれる成分の観点から説明します。
玉ねぎで胸焼けする原因はアリシン!生は特に多い!
玉ねぎを食べると感じる胸焼けや胃痛は、玉ねぎに含まれるアリシンという成分が関係しています。ここからは、玉ねぎに含まれる成分がどのような働きを起こすのか、成分の観点から説明します。
理由①アリシンに反応して胃酸が大量に分泌される
胃もたれや胃が痛いなどの症状は、玉ねぎに含まれるアリシンと呼ばれる成分が原因で起こります。アリシンは、胃酸を大量に分泌させる働きがあり胃が荒れます。特に生の玉ねぎに多く含まれ、人によっては胃で消化しきれないほどとても刺激の強い成分です。(※1)
理由②アリシンの殺菌効果
アリシンは、食中毒や風邪の予防などにも役立つ強い殺菌効果があります。また抗酸化作用も高いため血液をきれいに保ち、動脈硬化や脳梗塞の防止にも有効です。しかし、殺菌効果による刺激が強すぎるため、体に負担をかけてしまうこともあり体調や食べる量によっては胸焼けや腹痛などを起こすことがあります。
玉ねぎで胸焼けするのを防ぐには?
玉ねぎを食べた後に感じる胸焼けは、非常に強い殺菌効果が原因であることが分かりました。玉ねぎを食べて胸焼けを感じないようにするには、対処法を知ることが大切です。ここからは、玉ねぎによる胸焼けを防ぐ方法を紹介します。
①玉ねぎは生ではなく加熱して食べる
アリシンは特に生の玉ねぎに多く含まれているので、加熱をして食べると胸焼けを防ぐことができます。アリシンは熱に弱い性質があるため、加熱することで成分を減少させることが可能です。なお、生の玉ねぎに熱を加えても高い健康効果をもつケルセチンなど、他の栄養素は残ります。煮込み料理やスープなど、じっくりと火を通す料理が良いでしょう。(※2)
②玉ねぎは水にさらす
生で玉ねぎを食べる場合は、食べる前に水でさらしてアリシンの量を減らしましょう。アリシンは水にさらすことで、流れ出る性質があります。アリシンが含まれないようにするには加熱を行うことが対処法のひとつですが、玉ねぎを生で食べたい場合は水に10分~15分程度浸けましょう。
(*玉ねぎを水にさらす理由について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)