ホーリーバジル（トゥルシー）の効果・効能は？副作用で下痢になることも？

ホーリーバジルは、骨粗しょう症の予防効果が期待されているハーブです。骨祖しょう症の一因として、筋肉や骨の形成を抑制するコルチゾール値が上がることが挙げられます。ホーリーバジルのロズマリン酸などの成分にはこのコルチゾールを抑制する働きがあることから、骨粗しょう症の予防につながると言われています。（※6）

ホーリーバジルには、発がん物質の増殖や放射性物質の吸収を抑制する働きがあることから、がんや放射能被爆の予防効果が期待されています。ホーリーバジルには免疫力の向上効果や、放射線に由来する活性酸素の除去作用などがあります。そのため、ホーリーバジルは放射能から体を守ったり、放射能被爆によって損傷したDNAを治癒したりするのに役立つでしょう。

栄養成分が豊富に含まれるホーリーバジルには様々な健康効果や効能がありますが、ホーリーバジルのハーブティーを飲み過ぎると副作用が出るのでしょうか。ここでは、ホーリーバジルを摂取し過ぎた時の健康を害する副作用や、摂取を避けるべき人について紹介します。

妊娠中の人は、ホーリーバジルの摂取を避けた方がよいとされています。インドでは子供が健康に育つようにホーリーバジルの葉を食べさせる風習があり、インド人の医者は授乳中の人にホーリーバジルのハーブティーを飲むことを勧めています。しかし、ホーリーバジルには子宮を収縮する作用があるため、妊娠中は摂取を控えましょう。

実際に妊娠中や授乳中の人がホーリーバジルの摂取によって副作用が出た事例はありませんが、一般的なバジルと同様に控えた方が無難だと言われています。

ホーリーバジルを摂取し過ぎると、下痢やアレルギー症状を発症する人もいます。一度に大量のホーリーバジルの葉やハーブティーを摂取したところ、胃腸の調子が悪くなって嘔吐や下痢を起こし、頭痛を発症した事例があります。ホーリーバジルの1日当たりの摂取量は生葉で1日に5枚×３回の計15枚、ハーブティーにして1日に１リットル程度ですが、初めて摂る人は様子を見ながら少量ずつ食べるようにしましょう。

また、ミントやキャベツ、ブロッコリーに対してアレルギーをもっている人は、ホーリーバジルを食べた時にもアレルギー反応が起こりやすいとも言われています。

ホーリーバジルは食べたりお湯で抽出してハーブティーとして飲んだりするほかにも、使い道はあるのでしょうか。ここでは、ホーリーバジルの食べ方や食用以外の活用方法について紹介します。