ターサイとは?栄養・効果や味など特徴は?旬の時期や保存方法も紹介!
ターサイとはどんな野菜なのでしょうか?冬に旬を迎える中国野菜です。今回は、ターサイの栄養価や効果・効能に加え〈味・産地・値段〉など特徴や食べ方は生でも美味しいのかも紹介します。ターサイの保存方法や、人気レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
中国野菜のターサイには、ビタミンKと呼ばれる栄養成分も豊富です。ビタミンKは脂溶性ビタミンの一種で、血液凝固に深く関わる栄養成分です。そのため止血効果があることで知られていますが、カルシウムが骨に沈着するのをサポートする効能もあります。そのため骨を健康に維持するうえで、欠かせない栄養成分ともいえそうです。(※4)
③βカロテン
含有量(10g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
2200μg | 9600μg | 23% |
日本人の食事摂取基準(2020年版)には、βカロテン単独での数値は記載されていません。そのため、βカロテンだけでビタミンAを摂取しようと考えた場合の必要量で計算しています。βカロテンは体内でビタミンAに変わることで知られていますが、そのままでも動脈硬化の予防やがんの抑制に効果があると注目を集めているのです。
また体内でビタミンAに変換された後は、視力の回復や髪の健康維持をサポートする効能を発揮してくれます。(※5)
④カルシウム
含有量(10g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
120mg | 800mg | 15% |
ターサイは野菜の中でもカルシウムの含有量が多く、骨や歯を丈夫にする効果が期待できます。またカルシウムには精神の安定や筋肉の収縮をスムーズにする効能もあり、健康維持には欠かせない栄養成分の1つです。ターサイにはカルシウムだけでなく、その吸収をサポートするビタミンKも含まれているので、より効率的に栄養成分が摂取できます。(※6)
ターサイの食べ方は?生でも美味しい?下ごしらえが必要?
ターサイには様々な栄養成分が含まれているものの、食べ方がわからないと試してみたいとは思えないでしょう。また栄養成分の効果や効能が得られるよう、調理法にも配慮したいところです。ここでは、ターサイの食べ方について詳述します。
ターサイは生食できるが葉は苦い
ターサイは生食できるものの、葉は苦いので注意が必要です。茎も柔らかめなので生食可能ですが、加熱する方が甘みは増します。中国野菜ではあるものの小松菜の代わりに、和食に使っても美味しいです。炒め物や和え物、汁物の具材として使うのがおすすめです。
ターサイを生で食べると栄養面のメリットもある
ターサイを生で食べるとカリウムなどのミネラルをしっかり摂取できる、栄養面のメリットもあります。カリウムは水溶性なので、煮たり茹でたりすると栄養成分が溶け出してしまうからです。ターサイにはビタミンKやβカロテンなど脂溶性ビタミンが豊富なので、炒め物にするのがおすすめです。加熱することでターサイの葉や茎が甘くなり、食べやすくなります。
ターサイはアク抜きなど下ごしらえは不要
クセのないあっさりした味わいのターサイは、アク抜きなどの下ごしらえをする必要がありません。ほうれん草のようにシュウ酸の含有量が高い訳ではないので、えぐみを感じることがないからです。炒め物にする際にも下茹では不要なので、調理時間の短縮にもつながりそうです。
ターサイの保存方法は?冷凍・冷蔵どっちがいい?
ターサイとは栄養価が高い野菜ではあるものの、保存方法によってはその効能が得にくくなるので注意が必要です。食べ切れなかったターサイは、適切に保存する方がよいでしょう。ここではすぐに食べないターサイを、正しく保存する方法を説明します。